はい、どうもこんにちは、七堂です。
お仕事が燃えておるー!!!
なんだ、いつものことか
ちょっと、まって! 確かにいつも燃えているけどさー。話を聞いてくれって。
はいはい、で、何があったの?
ITフリーランスを契約して、燃えました……。
ということで、ITフリーランスを雇ってしまった後悔と時代背景を考察していきますね!
ITフリーランスを雇って大失敗
ことの発端はこんな感じです。
新しいプロジェクトをやることになりました。プロジェクトは2人月のアプリを開発すること。
なのに、人がいない……。
よくあるやつだな
なので、直属の上司がITフリーランスを雇ったのです。
アプリ1つくらいなら、半年くらいで「プロトタイプ〜運用保守」くらいまで行けるだろうと………………………
よくあるやつだ!
そして、そのサポートとして、ほぼ中間管理職の私がサポート(0.2人月)としてアサインされました。
それが地獄の始まりだと知らずに……。
じ ご く……
その方は、学歴は国立大卒、キャリアもWEB系の案件をこなしている方です。
……………………
……………………
メ チ ャ ク チ ャ で き な い
えぇ……
「期限までにここまで作って欲しい」と依頼しても、期限を容赦なく無視してくるし、「品質も担保してほしい」とお願いしても、8割が作り直しになるプログラムを組んでくるし……。
結果として、こちらで9割のタスクを引き取ってしまう最悪の展開になりました。
コスト3倍です……。
大赤字です……。
企業がITフリーランスに期待すること
では、ここで、ITフリーランスを雇う理由を考えてみましょう!
理由!?
企業がITフリーランスに期待することを、整理すると、今回の事件が起こった理由が見えてきます。
正社員を雇えないから代わりにする
正社員を雇えないってのがあるよね。今の時代、超売りて市場なので、採用がものすごく難しいです。
今の時代、優秀な人材は中小企業では雇えない
ほんとそれ。
特に中間管理職ができる30代前半〜40代前半が全くいないです。自社の年齢ピラミッドを見てみてください。ほとんどいないから………………………
最近の請負のIT企業は管理は正社員、作業は派遣・SESが基本です。管理する正社員がいません。
世代的な一面もあるのでしょうね。育てる余裕がなかった時代ってのもあるのか……。
氷河期の呪い
せやね。その世代を生かさなかったツケを払い始めている気しかしませんわ。
希少な中間管理職候補の方々を、中小企業が雇うことは難しいです。
中小企業の給与テーブルでは魅力がありませんし、業務内容的にも魅力が少ないです。
このように、自社で雇えない方を雇う一つの方法になるのです。実際に今回はこちらの動機が強く、ITフリーランスの方と契約しました。
アウトソーシングとして利用する
次は、アウトソーシングの一つとしての採用です。
「ロースキルで自社正社員にやらせたくないこと」「自社の正社員だと高く付く」場合ですね。
例えば、ブログやSNSを運営をしたい、ロゴやアイコンを作りたいなど。
自社のコストだと高く付くけど、外部だったら安いかなってやつだね。
せやね。
ライティングや画像作成って、安定してお金を供給できないのよ。芸術の世界だから、
一発当たって、売れっ子になれば別だけどね。(だからこそ、多くの人が芸術の世界を目指すのだけれど)
こういったジャンルの場合、コストを抑えて、大量に作ったほうが効率は良いですから……。
自社の給与テーブルに載せられない人を雇う
いわゆるプロフェッショナル採用です。
IT業界で言えば、新しいプログラミング言語を使いたいけど、社内にノウハウがないとか。新しい業界にアプローチをしたいけど、その業界のノウハウがないとか……。
こういった方々は、自社の給与テーブルでは雇うことができません。「月35万程度で誰が雇われるんだよ」って感じになります。
プロフェッショナルだねー
自社では雇うことができない人をアドバイザーとして野党となると、フリーランス採用しかなくなるのです。
ITフリーランスは社会不適業者が多くなっている
さて、企業がITフリーランスに期待することを述べてみました。
では、実際のフリーランスはというと……。
いわゆる 「社会不適合者」 が多くなってます!!!
自分のことを棚に上げて……
だって、そういうレベルの人を実際に雇ってしまったんだもん!
どういう背景があってそうなっているのよ。
簡単に言うと、B層のフリーランスをするべきでない人がフリーランス化しているのよね。
B層がフリーランス化している
B層?
マスコミやメディアに踊らせられやすい層です。IQが低く、社会経験が少ないと言われています。 若者、主婦、ご老人が多いかな。
ここ5年ほど、マスコミやYouTubeでフリーランスが持ち上げられています。
労働者側は、自営業による経費の削減、節税効果。企業側は、正規雇用によるリスクの軽減(正規雇用は原則解雇できない)。フリーランス斡旋企業のITスクールの市場拡大。が噛み合ってしまったのでしょうね。
その結果、以下のような方がフリーランス市場に流入しています。
- 自社の出世コースに乗れないドロップアウト勢
- あまり頭の良くない方(情報を鵜呑みにしてしまう方)
- SESの作業者止まりの方
- ITスクール卒業からいきなりフリーランス
フリーランスをやるべきでない層のフリーランス化
その結果、 「フリーランスをやるべきでない層」 がフリーランス化してしまっています。
フリーランスをやるべきでない層?
ここで、立ち止まっって、企業が正社員に求める人材をとは何でしょうか?
以前、トランスジェンダーの就活の話でちょこっと触れました。
簡単に言えば以下です。
[!info] 会社が労働者に求めること
- 言われたことができる真面目で誠実な人
- できれば、頭が良い
- できるだけ、低賃金が良い
組織を運営するに当たってはたり前のことです。
反論せずに、「Yes」といって、「コスト」「品質」「期限」を守ってくれる人が良いのです。
なのですが、上記ができない人がITフリーランスに流れてしまっているのが現状なのです。
「出世できなかったドロップアウト組」は上記の条件に当てはまっていないのでしょうし、「ITスクール卒業後、即フリーランス」はスキルが無くて、コスト品質期限を守れないでしょうし、情報を鵜呑みにしてしまう方は、地頭の関係で能力に劣ることもあるでしょうし。
上記で、「企業がフリーランスに期待すること」以前の「当たり前のこと」ができていないのです。
フリーランスに求めること以前のレベル!
というわけで、普通の会社にいられない人の割合が高くなってしまっているのです。
今と昔のITフリーランス
今回、このような大惨事が起こったことの理由として、上司世代と中間管理職世代のフリーランスの認識相違があったからだと考えられます。
認識相違?
今のフリーランスはこんなのだから!!!
今 | 昔 |
---|---|
社会不適合者 | プロフェッショナル |
社会不適合者を教育できるのか
今回、大惨事で雇ってしまったフリーランスさんですが、なんとかして戦力にしないとやっていられなくなるのが目に見えています。
まじで、私がフル残業して、2馬力出し続ける敷かなくなる。
しかし、そこで問題があるのです。
問題?
自社メンバーではないので、 教えることによる投資が、回収不可能 になります。
結論、育てることはできないよね。
フリーランスをやるべきでない人がフリーランスをやってしまった時は悲惨です。
まとめ
ITフリーランスがプロフェッショナルではなく、ギグワークの一つとなってしまっています。
そのため、ITフリーランスを雇うことのリスクが跳ね上がっている。
今後は、プロではなく、作業者としての採用を考えたほうが良さそうです。