はい、どうも、こんにちは、七堂です。
今日、メンターチームで集まっているときに、去年とは違って体制がしっかりできてきたよね。って話をされました。
1ヶ月だけの準備期間でしたが、個人的にはなかなかうまく行ったのでは? って思っています。
自社ではメンター制度 兼 OJTトレーナー制度を導入しています。
前半はメンターとして、新人さんたちのキャリアの相談から、プライベートな相談まで受け、後半はOJTトレーナーとして、実際の仕事を通して仕事を教えていく体制です。
メンターということなので、1対1の関係が主にはなるのですが……。あまり孤立してはいけないと思っているのですよ。 今回は、私が半分くらいリーダーなので、以下のような仕組みにしてみました。
- 1on1ではなく、3on3のメンター活動を重視する
- OJTトレーナーとして与える課題はみんなで考える
- 定例会を用意して、メンター同士のコミュニケーションの機会を作る
そこで、教育チームをつくる意義について、書いていきます。
教育活動をチームで行う理由
- 教育目標が共有できなくなる
- PDCAが機能しなくなる
- 教材の品質を上げられる
- 権力に溺れてしまう
教育活動をチームで行う理由
では、教育活動をチームで行う理由を考えていきましょう
教育目標の共有ができる
一番は目標の共有ですね。
教育担当者がそれぞれの思いがあって教え込むのは、あるべき姿です。ですが、大枠となる目標がずれてしまうのは良くないと思っているのです。
Aさんはこう言ったけど、Bさんはこう言ったが増えてしまうと、教育を受ける側が困ってしまうわけですから。
教員の場合は、教科書や学習指導要領という、大きな指針があります。ですが、企業での教育となると、指針がたくさんあるのですよね……。
例えば、報連相が大事という人がいたり、遅刻しないことが大事という人がいたり。
なので、大きな指針を合わせるべく、チームでのコミュニケーションの機会を増やす必要があるのです。
今回は一つの教育活動を行うと決めるたびに、目標を決める作業を行ってきました。
PDCAが機能しやすくなる
一人の視点だと、どうしてもチェックの観点が甘くなってしまいます。それでに、教育活動に専念できるわけではないので、多忙な中でチェックの品質を上げるのは、かなりのマゾプレイになってしまします。
そんなときにメンバーがいると、客観的な意見や、フィードバックの機会に恵まれます。教育では形成的評価と言って、教育活動中のチェック機能が大切になってきます。いつでも修正ができるようにするのです。
一人ではできないことをチームで協力できるのは良いことかなと。
例えば、「課題を与えてやらせてみる」っての教え方がいまいちだったという意見があれば、次はアプローチを変えて、「実際にやって見せて、次は自分でトライしてもらう」って方法が取れます。
教材の品質を上げられる
人には得意不得意があります。仕事をしていると、痛感します。私はプログラムを組むのは得意なのですが、対人関係はどうも苦手で……。
半リーダーとして対人調整の機会が多くはなっているのですが、それでも、苦手なものは苦手です。
そんなとき、チームがいると、調整を頼むことができるので、他の部署との協力が必要な教育活動が円滑に進められます。
今回は、あまり相性が良くない部署へのコンタクトはメンバーの方をメインにお願いしていました。こんなところまで、過去のトラウマを引きずっているなんてね……。
プログラマの界隈だと、フロントエンドのプログラムは得意だけど、バックエンドはいまいちの方がいたり、Javaは得意だけどPuthonが苦手な方がいたり。
足りないところをお互いに強化しあうことができます。うまく回れば、教材の品質は上がっていくわけです。
権力に溺れるのを阻止できる
人間の性ではあるのですが……。指導者という立場になると、調子に乗ってしまう方がいるのですよね……。
教員の界隈でもそうでしたし、派遣社員の管理者もそうなっていきます。拷問をする実験では、どんなに優しい人でも人を傷つける体験をすると、エスカレートしていくそうですしね。
そういった行動はパワハラの温床にもなりますので、なるべく阻止していかなければなりません。その抑止力にチームメンバーがいるのは便利なのです。
経験からですと、教員時代の同僚がそんなことをやって懲戒を受けていました。
部活のメンバーに対して、頭を丸めさせて、更に、剃りこみを入れて「あけましておめでとう」ってやっていたのです。信頼関係ができていた生徒に対する懲戒でもあるので、一概に善悪は言えません。でも、一般から見たら微妙な感想をいだきますよね?
権力に溺れるのを防ぐためにも、第三者の視点は大事なのです。
まとめ
教育活動はチームで行うのが良いと思っています。 教員時代は教科書や指導要領があるので、1人でやってきました。指針がまったくない企業での活動はみんなで知恵を出し合わないとと思うのです。
それに、教材の品質を上げられたり、パワハラの防止にもつながったりと、副次的な効果も期待できます。この方針で良かったのかの結果は、今の新人さんたちが巣立つ頃にしかわかりません。
ですが、今はこのやり方で成果を出せるのかなと思っています。