はい、どうもこんにちは、七堂です。
性別がわからぬ!
まだやってるんだ……。
いや、今回は他人の……。
質問を受けるのですよ。
「私、GID(性同一性障害)のMtFなんですかね?」って
確かに、質問相手としては的確でしょうね。
私の外見はほぼトランス女性(MtF)です。
でも、「社会との折り合いをつける」って気持ちから、MtX(両性)と言い張っています。
TPO(とき、場、状況)によって、体の性別での振る舞いをしている感じ。
中間的な立場であるから、「性自認がどっちなの?」って質問の相手として、間違っていないと思うのよね。
性自認って他人に聞くこと?
性自認の問題は、赤の他人に聞くものでは無いと思うのですよ。
性自認は自分で決めるものです。
性自認の問題を他者に質問をするということは、自分自身の中では結論が出ているのに、確信が持てないからだと思うのですよ。
ってか、女性脳は、結論は出ているけど、コミュニケーションのための話題として、質問をするってことが多いしね。
最終確認ってことかね?
質問している本人は、ジェンダークリニックは性別移行を本当にしたいのか、確認する場だと考えているはずです。
と、思っていた時期もありました。
おおん? ?
性自認については自分自身の中ではすでに決まっていて、最終確認も兼ねて、私に訊いているのかと思っていたのですよ。
ですが、実際に会ってみると、そっちの人のオーラを全く感じなかった事例がありました。
いやさ、まずは自分自身をきちんと見つめて、性別違和なのかを見極めましょーよ!
性別違和の問題は、「異性装をしてどう思うのか?」という問いが大事だと思うのです。
それなのに、全く異性装に手を出していない、異性装をするだけで、髪やウィッグをいじっていない。
化粧をしたことがない。
そんな方をよく見かけます。
ひどいときにはひげ面のまま……。
あ、それ、ジェンダークリニック行っても診断降りないやつだ
前言撤回。
性別がどちらか迷ったら、周囲の人に確認しましょう!
今回のお話はこんな感じです。
性同一性障害か迷ったら、次のことを考えてみると、良いのでは??
大前提:異性装をしてどう思うのか?

どんなサイトでも言っていますが、「異性装をしてどう思うのか?」を考えましょう!
「自分史」って言うサイトもあるよな?
「自分史」とか後で良いです。まずは異性装。
異性装をしてみて、「あれ、こっちのほうがしっくり来るぞ?」って思ったら、「自分史」を書いて、分析すればよいのです。
最初はただ、女性の服を着ているだけになると思います。
服を着ただけの女性装から、より似合う服を探したり、ウィッグを調整したり、体毛を処理したり、化粧を修正したり。
凝ることはあったのか?
気持ちの変化にフォーカスをあてて確認します。
ってか髪型や体毛の処理ができていないのなら、いざ性別移行をしたとしても、後ろ指を刺されます。
宴会の女装にしか見えない人が時々いるよな
ほんとそれ。笑いを取るための女装にしか見えない方がいるのです。
まずは、女性装をして、外見に「こだわり」を持てるかどうかが大切なのです。
女性装をして、それなりになっても自認がわからなかったら?
その時は、女性の髪型にするのをオススメします。
家族や会社に変な目でみられる恐怖はあると思う。
怖いのはわかる。
でも、自分のためにやってみるのです。
私は会社からは何も言われなかったのですが、家族からはさんざん文句を言われました。それでも、この髪型が良いと女性の髪型を通しています。
(まぁ、初対面の人と会うときには、髪を縛ってポニテ男子にしているのですが……)
やってみる価値はあります。
女性は見た目に自己肯定感を感じやすいのです。
鏡に写った、何も装備をしていない自分が、女性のような出で立ちになっていたら、どう思います?
これが……僕?
そんなテンプレな反応は良いって。
私は、髪型をレディースにし始めてから、自分に自信が持てるようになって、行動的になれました。
人脈を作ったり、親離れしたり、恋人を作ったり、チャレンジしたり。
異性装により、心の変化があったのなら、トランスする価値は十分にあります。
より良い人生を歩める確率が高いのですから。
異性装をして、後ろ指を刺されても、前を向いて歩けるのかが、大切なのです。
(この点、FtMの場合は、異性装をしても、後ろ指を刺される確率が低くて羨ましいのよなぁ。)
前提:自分史をかいてみる
定番の「自分史」ですね。
と言っても、あんまり価値は低いかなと。
ジェンダークリニックの診察にもあるのに?
だって、過去なんていくらでも捏造できるじゃん!
ってか診察の条件が「性別を変えたいという思いが2年以上続いていること」なので、昔まで遡っても仕方なくね?
この界隈の方々を見ると、「昔から性別違和のような感覚があった」「人形遊びが好きだった」とかありますが、そんなのは後付でどうとでもなります。
大切なのは、「自分がどうしたいのか」、「今から性別を変えても、メリットがあるのか」「身体的なハンデを抱えても、前向きに生きられるのか」を掘り出すことです。
子供できないハンデは大きいもんね
ホルモン使うと、子種がとまるから……。
ってか、性別違和か確認するために自分史を書く頃には、だいたい「男性以外の性自認」であることは決まっている気がします……。
Q(クエスチョニング、クィア)かX(ノンバイナリー)かM(トランズ女性)かって違いですね
当事者は同じ属性を感じるとる

さて、今回の本題です。
性自認が狂っている当事者同士だと、勘づくものがあるのです。
性自認の問題は自分自身の問題ではあるのだけれど、迷っているのなら。実際の当事者に訊いてみるのがオススメ。
当事者は、同族が何となく分かるのです。
スタンド使いみたいなやつね
トランスジェンダーはトランスジェンダーに引き寄せられるのです。
ってか、同族で交際しているカップルは多いしね!
こんな一件がありました。
メンズの長髪時代に、トランス女性の当事者に会いました。
喫茶店でお茶したり、適当な店でウィンドウショッピングをして遊んだら、「七堂さんって、MtFでしょ?」って言われたよね。
まさかーと、当時は思ったのですが……。
今では、実際にそんな感じになっています!
外見もそれっぽく見えるようになってるしねー
また、私自身、勘づく側を経験しています。
1件目は、体つきが男性らしいトラック運転手の方でした。
なにか違和感を感じたので、問いただしてみると、プエラリアをやっていることを自白したのです!
というわけで、ワクワクメイクタイムをして、遊んでいました♪
普通の男性が育乳なんてするわけが無いじゃないですか!
ガチムチの体型の人でも気がつくものなのなー
なんだろ? 直感的な何かがあったのですよ。
2件目は、職場での出来事です。
中途社員として入ってきた方が、髪を整えていて、ギリギリメンズに見えるボブだったのです。
声もメラニー法のような発声の仕方で、作っているのがわかりました。
チャットで、しれっと訊いてみると、中性的な性自認と話してくれました。
それは気がつくだろ
まぁ、みんな気がついていただろうね!
てかそこまで外見を変えていたら、周りも気がつくものなんよ。
それ、ブーメランやぞ……。
ねー。
3件目は、Twitterで誘われたので、実際に悩んでいる子とオフ会してみました。
なのですが、その雰囲気は感じ取れなかったのですよ。
1件目の普通に見える男性でも感じ取れたように、女性ホルモンを始めていなくても、仕草や雰囲気に出るのです。
ってか、その方は、外見へ気を使っていなかったのが驚きです。
そっちの可能性があるのに、ひげや眉の処理をしていないのは明らかにおかしいので。
シスジェンダーの特徴を受け入れているのはちょっと問題あるよね。
もし、性自認に迷っているのだったら、当事者の方に実際に会ってみて、見てもらうのが良いと思いますよ!
あ、近くに当事者がいない場合は、ニューハーフバーに行ってみることがオススメ。
この前、ニューハーフバーに行ってきました!
男装で髪を縛って、お酒を飲んでいたら、カウンターにいたお兄さん(お姉さん)に、MtXであることを一瞬で看破されました……。
そのお兄さん(お姉さん)に話を訊いてみると、彼(彼女)は女性ホルモンもタマ抜きもしているけど、一周回って男装をしている人であったのです。
珍し!
びっくりしちゃった!
中間的な人同士もわかり会えるのですね!
雰囲気で扱い方が変わってくる
さて、最後の確認方法は周りの反応も見ておくと良いです。
ってかさ、私って、思い返せば、短髪ツーブロック時代でも、会社での扱いが女性であることが多かったのよ。
人が足りないからと、女性のグループに入れられることがあったり、「ちゃん」づけで呼ばれたり。
お、おう
なお、長髪にして人事さんと話す機会があったときには「性同一性障害?」とダイレクトに訊かれました。
転職活動の会社の面接の時には、面接官に「爪がきれい」、「カバンが可愛い」、「気をつけてかえってね」と女性扱いされることが多かったのも驚きです。
完全にそっちの人扱いやんけ!
「扱い方は、外見、声、仕草、雰囲気と、その人の在り方」によって決まるので、周囲の反応を思い返してみるのが良いと思うのです。
まとめ
性自認に悩んだら、まずは自分自身の問題と捉え、「異性装をしてどう思うのか」が大事になってきます。
もし、それで、しっくり来る感覚や、自己肯定感が得られたのなら、性別移行をするのもありだと思うのです。
それでも確信が持てない場合は、自分史を書いてみたり、実際の当事者に会って訊いてみたりするのが良いと。
なかなか当事者に会えない場合は、ニューハーフバーに行ってみましょう!
貴重な話が聞けると思いますよ!
それでも、わからないのなら、周囲の反応に目を向けてみるのが良いかもしれません。
なお、私は、完全に女性として扱われる機会が増えてきたことから、MtXとMtFの間で揺れ始めておる