トランス女性(MtF)の就職戦略!いつでも転職できるように計画を!

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2022年 9月 13日  2022年 9月 13日

トランス女性(MtF)の就職戦略!いつでも転職できるように計画を!

はい、どうもこんにちは、七堂です!

ついに職場が決まりましたー!!!

わー!!!

ドンドン、パヒュパヒュ!

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真面目にやれよ

せやね。というわけで就職できました!

な ん と。

長髪の状態で、普通に採用試験を受けて、普通の会社です!

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おー、ぱっと見、トランスジェンダーなのに?

はい、長いこと付き合っていただいている方は知っての通り、お恥ずかしながら、トランス女性(MtF)のような状態となっています。

生まれ持った性別は男性だけど、いろいろやっているせいで、髪は長いし、はあるしで。

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変態だー!

加減しているつもりなのですけどね。

この界隈では珍しく、「世間と折り合いをつける」って思考で、中性的な外見にとどめています。

そんなわけで、性自認は両方を持っているような感覚もあるし、そこまで反対の性別に近づける必要も無いしってことで、MtXと言い張っている人です。

外見はほとんどトランス女性(MtF)なのですがね……。

※MtX 体は男性だけど、男性と女性の性区分にこだわらない存在

そんな、トランスジェンダー界隈に片足踏み込んでしまっている人が、就職に関して思うことを書いていきますね!

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どっぷりトランスジェンダーだよ!!

今回の記事はちょっと特殊な層向けです。私と同じ中間的な方や、在職トランスを考えている20代から30代前半の方に向けての話になっています。

具体的に言うと以下のような方の参考になるかと。

この記事がピッタリな方
・トランス中の方
・性自認が揺れている(中間)方
・親の理解が得られない大学生
・社会人での在職トランスを考えている方
・性別移行してもパートナーに恵まれない可能性がある方
私の周りのトランス女性(MtF)を見てみると、「日雇い」「派遣」「夜のお仕事」とあまりお仕事には恵まれていない印象を受けます。

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アラサーとなると、仕事のめぐり合わせが色濃くなっていくよね

仕事に対する考え方は人それぞれです。

でも、ホルモン剤のために働いているような方たちが多すぎるのですよ。

生活するための、少しのお金も手に入らないような。

そこで、私の考える中性や性別迷子、トランス中の方の仕事選びについて書いていきますね!

前提1:自分らしく生きるためにはお金が必要

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トランスジェンダー界隈のあるあるなんだけど、「性別移行」することを目的にしている方が多いのですよねぇ。

性別を移行しないとまずいくらい病んでいるのはわかる。

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著者の周りのトランスジェンダー達はやばいよな

性別を変えないと、社会参加ができないくらいになっていますからね!

でも、それをゴールにしてはいけないと思うのです。

性別を変えたあとに、社会に参加できるかどうかが大切。

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当たり前では?

当たり前だけど、できていない人がいるなと。

性別を変えたあと、体内のホルモンを維持する薬のために、生きているような人もいるのですよねぇ。

「自分らしく生きる」ためにはホルモン剤のお金と、女性としての生活費が必要だと思うのです!

ファッションや美容にお金を掛けずに、何が女性か!

性別移行をして、自分らしく生きるためには、お金が必要なのです。

前提2:女性のジェンダーロールをたどるのは難しい

日本には、女性の典型的な生き方みたいなものが存在していますよね?

短大や専門を出て、一般職で就職して、30代までに結婚して、仕事をやめて、子供作って、パートに落ち着くような生き方が!

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出産で仕事を辞めるって選択肢は、取れなくなってきていない?

そうね。

今の働き方だと、育休・産休をして復職って感じかな?

言いたいこととしては、女性の生き方は「ライフステージの変化」で組まれているのです。

年齢によって一つ一つミッションが変わっていくイメージですかね?

生涯ミッション「結婚」「出産」「育休」「子供のあれこれ」「子供の成人」って感じ。

それぞれのミッションを及第点でクリアできれば、社会で認められます。

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家庭のことをうまくできるかどうかが、評価基準って感じね

しかも、ミッションをクリアするためには、一時的に旦那の収入に頼って仕事を休んだり、時短勤務やパートタイムでの就業をしたりも可能になっています。

一般職という軽作業やバックオフィス(事務)の業務で、雇うところもあるくらい。

ライフステージの変化で、離職や時短勤務をすることを前提とした雇い方をしているのよ。

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純女さんはライフステージに合わせて働き方を変えていくんだね

対して男性の場合、家庭のミッションにかかわることが増えてきたとは言え、「仕事」ってミッションだけになっています。

そのため、離職や時短勤務をすることを前提とした軽作業やバックオフィス(事務)では雇われることは少ない。

しかも、仕事では最高スコア(出世や高収入など)を出さないと、社会からは認められないのよね。

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男社会は競争で成り立っているからね

そう。

「男性のジェンダーロールに従った働き方」は「仕事で最高スコア(出世や高収入など)を出すこと」なのです。

さて、話を戻しましょう。

トランス女性(MtF)の場合は、「結婚」「出産」「育休」「子供のあれこれ」「子供の成人」のミッションをこなすことは、ほぼ不可能です。

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子供を作るのは至難の技だもんねー

養子って手はあるんだけど、それどころか、今の制度では結婚も難しいです。

男性と結婚をしたいなら、SRS(性適合手術)をして、外性器の形を女性に近づけなければならないので……。

性別違和の問題は「どこまで望む性別での生活を望むか」です。

「どうしても難しいこと」があるってことを認識しておくことが大切。

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現実は残酷だね

トランスジェンダーはスキルが必要な仕事を目指すべき

アイキャッチ

さて、前提の「自分らしく生きるためにはお金が必要」「女性のジェンダーロールに従った働き方は難しい」って話から、私が思うトランス女性(MtF)の働き方について書いていきます。

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ニューハーフといえば、水商売だよな

うーん、今のトランスジェンダーには、水商売はおすすめしないんだよなぁ。

私の考えでは、素人(表側)の仕事をするべきだと思うんよ。

「女性のジェンダーロールに従った働き方は難しい」ので、女性のような若さ勝負の働き方はやめたほうが良いと思うんだよね。

かと言って、「男性のジェンダールールに従った働き方」で最高スコア(出世や高収入など)を目指すのも難しい。

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なんでMtFは、仕事で最高スコアを出すのが難しいんだ?

トランス女性(MtF)が、仕事で最高スコア(出世や高収入など)を目指すのも難しい理由は、単純に「男らしい男」を目指すのが不可能だからです。

会社ってさ、びっくりするくらいホモソーシャル(男社会)なのよ。

精神面が女性の男性が勝ち上がれるわけないでしょ?

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どちらの性別に合わせても生きにくいってことか

そうねー。

そこで、私が考えるトランス女性(MtF)の働き方戦略は、「転職し続けられること」が大事だと思っています。

スキルをつけて転職し続けられることが大事

トランス女性(MtF)は人間関係が崩れやすいし、会社で評価されるのも難しい。

転職で人間関係をリセットしたり、転職でキャリアアップしたりしていくしか無いのです。

人によってはSRS(性適合手術)をして性別を変えた後に転職ってのも必要だしね。

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新卒で大手に就職して、SRS(性適合手術)して、第2新卒で望んだ性別で再就職って事例も多いしね

実際に私も、アラサーで4回も転職をしました。会社で評価されないので、ひたすらキャリアアップをして給与や社会的地位を上げています。

トランス女性(MtF)の友人もいじめにあい、会社を辞める決断をせざる負えなくなりました。

トランスジェンダーであることを会社にカミングアウトしたところ、SNSアカウントを見られ、会社に公開されるという屈辱的ないじめが起きてね。

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ひえっ!

性別迷子だと転職回数は増える傾向があります。

転職に強くなるためには何が必要でしょうか?

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スキル?

御名答。スキルをつけて、転職に強くなるのが、一番大事なのです。

スキルとは

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スキルって言っているけど何なんだ?

訳すと技術ですが、今回の話ではちょっとずれるかな。

定義するなら、「その人の持つ、社会で役に立つ希少な能力」だと思ってもらえればよいかと。

私の解釈だと、「対人折衝能力」と「マニュアルが無い仕事を遂行できる能力」「取得していないと仕事ができない資格」です。

他に「人脈」も強いのですが、いかんせん面接ではアピールしにくいので、表現しやすい3つを挙げてみました

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よくいわれる「営業」「スキル」「人脈」ってやつね

そうそう。

「営業」の項目から「マーケティング(売れる仕組みの構築)」や「ブランディング(ブランドの構築)」を抜いたのと、「スキル」の項目を細分化してみました。

1、対人折衝能力
2、マニュアルが無い仕事を遂行できる能力
3、取得していないと仕事ができない資格

対人折衝能力

「対人折衝能力」「仕事を取ってくる能力」「仕事を振る能力」「相手を不快にしない」のことです。

「仕事を取ってくる」のは本当に大変で、「交渉」「マーケティング」「ブランディング」によって成り立っています。

今回は「マーケティング」「ブランディング」を抜いた「交渉」の部分だけを考えて見てください。

最後のひと押しの「交渉」は大変な作業で、最終的には関係者の利害調整になっていくのです。

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誰かが不利を被る案件の調整は大変!

仕事には必ず利害が発生します。

それらを調整する能力は重宝するのです。

「仕事を振る」のは、マネジメント力ですね。

単純に、スケジュールを引いたからやってほしいって言う世界では無いです。

仕事を振られる側が素直に従ってくれることなんて無いのですから。

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仕事の指示出しって、命令だとうまくいかないことが多いからねー

お願いの形にしてやってもらったり、得意そうだからやってほしいって依頼してみたり、筋の通った説明をして説得しないと動いてもらえなかったり。

人を動かすのって大変なのよ。

最後の「相手を不快にしない」は人間関係を円滑にする基本かと。

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相手を不快にすると足元すくわれるからねー

はい、パワハラ加害者に一杯食わせたことがあります。

人の不満って、ときに強力な暴力になるんよ。自衛のためにも、相手への気遣いができないとやっていけないのよね。

もちろん「仕事を取ってくる」「仕事を振る」にも必要な能力です。

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円滑な人間関係はホント大事!

マニュアルが無い仕事を遂行できる能力

「マニュアルが無い仕事を遂行できる能力」は読んで字のごとく。

マニュアルが無い仕事、つまり、「ルーチンワークで動くことの無い仕事」や、「マニュアルを作る側に回る」を目指すのが大事なのです。

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なぜマニュアルで動く仕事はだめなんだ?

マニュアルに従えば、誰でもできる仕事であることが多いからですね。

マクドナルドのクルーを思い浮かべていただければよいかと。

マクドナルドのハンバーガーの作り方は高度にマニュアル化されていて、誰でも美味しいハンバーガーが作れるようになっています。

誰にでもできる作業に落とし込まれているのです。

マクドナルドに例えたように、マックジョブなんて呼ばれていますね。

つまり、代わりがいくらでもいる状態になってしまって、人材としての希少性がなくなってしまうのですよ。

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変えが利きやすい仕事かー

経営者になって考えてみてください。

誰にでもできる仕事なので、当然、就活では、応募人数が多くなります。

さほど能力が必要でない場合、最後に決め手になるのは年齢と容姿でしょ?

そうなった場合、「若くて外見が普通の人」を雇うのが、最もリスクが無いでしょ?

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スキルのいらない仕事ほど競争が激化するってことね

トランス女性(MtF)の場合、外見にハンデがあるのだから、そんなところでキャリアを積んではいけないのです。

その後の転職が難しくなるからね。

「マニュアルが無い仕事を遂行できる能力」で就職を目指すのなら、SE、プログラマー、イラストレータ、機械エンジニア、電気エンジニア、建築士、生産管理、営業(無形商材法人営業がオススメ)などのクリエイター系を目指すのが良いと思います。

取得していないと仕事ができない資格

こちらは単純。

競争の激化を避ける最も簡単な方法は、「取得していないと仕事ができない資格」を取ることです。

資格の有無で、募集人数が少なくなりますから。

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資格を取るまでが大変だけどね

性別違和に悩む場合、大学生活は学業どころじゃないでしょうけど、資格の取得は強い武器になります。

性別を変更するのがゴールでは無いです。

その後に、「愛(人間関係)」と「勇気」と「少しのお金」をちゃんと得られるようにしないと、幸せにはなれないのです。

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性別違和の人の話を聞くと、性別移行がゴールみたいな人がいるもんなー

しかも、資格が無いとできない仕事は、収入面で男女差が少なくなっています。

なので、もし、SRS(性適合手術)をして女性として生きた場合も、金銭的に困ることが少ないのです。

代表的な職業としては、「医者」「看護師」「臨床心理士」「薬剤師」「教師」「弁護士」「歯科衛生士」等です。

並べただけでも、女性も高収入なイメージがありませんか?

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難関資格ほど収入の男女差が少ない

そういうことです。

性別移行後も、ホルモン治療にお金がかかるので、女性として働いて収入が高いのはアドバンテージになるのです。

そこまで難関でない資格でも、安定はすると思います。「自動車2種」や「准看護師」「美容師(理髪師)」などがオススメですよ。

資格が無いとできない仕事なので、転職競争が激しくならないのです。

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資格は身を助けるねー

コラム:トランス女性(MtF)に水商売を勧めない理由

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せっかくなので、水商売を勧めない理由を書いて行きますかね。

こちらの話は、水商売を本業にする場合です。

何かとトランス(性別移行)にはお金がかかるので、副業として水商売をするのは全然アリだと思っています。

ニューハーフバーは時給2000円にもなるので、かなり美味しいですしね!

それに、同じ境遇の仲間にも恵まれると思います。

本業で水商売を勧めない理由は以下の2点。

1、サービス業はスキルがつきにくい
2、他の職業よりも年齢よるダメージが大きい

サービス業はスキルがつきにくい

先程の「トランスジェンダーこそスキルが必要な仕事を目指すべき」って話の延長線です。トランス女性(MtF)は必然的に転職が増えると思っています。

同じ会社に勤め続けることは難しいと思うのよね。

一般社会でも、会社の寿命は10年と言われる時代になりました。

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転職前提になると……

それに、トランスジェンダーの場合、外見から面接で落とされる可能性が極めて高いのよ。

少しずつ変わりつつあるけど、社会が求めているのは「男らしい男」だから。

だからさ、スキルでぶん殴れるようにする必要があるんだよね。

容姿が微妙でも、スキルが高くて雇わざる負えなくなるような感じ。

今回の私の転職はそんな感じでした。ポニテ男子(?)でも引く手あまたでしたからね!

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その話の流れだと、水商売はスキルがつきにくい?

そういうこと。水商売はサービス業なので、スキルがつきにくいです。

キャリアチェンジも大変だしね。

実際に私の教員からのキャリアチェンジでは苦労したし……。

※教員もほぼサービス業です

なので、サービス業はオススメできないのです。

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水商売はスキルがつきにくいと

他の職業よりも年齢よるダメージが大きい

水商売は、若さ勝負な面があります。

若いときに稼ぐのなら良いけど、アラサーになってからは厳しくなってくるのよ。

ニューハーフバーの求人でも、30代までって多いしね。

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調べたんだ……

興味あったからね!

外見がほとんどニューハーフだからね!

そういった会社で、働き続けるのは厳しいです。

年齢制限がかかって、キャリアチェンジをしようとしたら?

「30代スキルなし」が一般企業に就職しようとしたら?

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20代水商売からの、30代で再就職……

経営者になって考えてみてください。

なんのスキルもない両者がいた場合、若い方を取りますよね?

それに、社会経験が無い若い子は、会社の経営方針に染まりやすいのです。

会社の方針に従順な若い社員って優秀なコマになると思いません?

「前提」の項目で話した内容の繰り返しになります。

普通の女性の場合は、結婚して寿退社して、子供作って、空いた時間にパートしてって感じで暮らしていけるので、歳をとった後のことを考えなくても良い。

それこそ、一般職というスキルになりにくい就職枠があるようにね。

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ライフステージによる役割の変化が仕事に直結するからねー

でも、トランス女性(MtF)の場合は違います。

パートナーに恵まれない可能性があるので、働き続けないといけない可能性が高いのです。

若いときに、スキルにならない仕事をするのはオススメできません

トランスジェンダーが目指す仕事とは?

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では、以上のことを踏まえて、トランスジェンダーが目指すべき仕事を考えていきますね。

若いトランスジェンダーにとっては、以下の点を満たすように動いていくのが良いと思っています。

1、月に自由に使えるお金が10万以上の正社員
2、スキルが得やすい仕事
3、服装自由 or テレワーク
4、正社員風な派遣業は避ける
5、できるだけ社風の良い会社にする
6、ワークライフバランスを上げる
7、仕事のバラエティに富んでいる
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おおくね?

後で整理できるように、おまけで、記事の最後に会社比較表をつけておきますね!

月に自由に使えるお金が10万以上の正社員

月に自由に使えるお金が10万以上の正社員って、簡単そうに見えてかなり難しいのですよねぇ。

正社員

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なんで、正社員にこだわってんだ?

トランス女性(MtF)の場合は外見から、まともな職業に就くのが難しいのよ。

それでも、何社も受けて、正社員として働くのが良いと思っています。

理由は簡単。

「簡単にクビにできないから」と「スキルになりやすいから」です。

日本の法律では、簡単に労働者をクビにすることはできません。

アメリカのように、「明日から来なくて良いよ」ができないのです。

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正社員はクビにできない

トランスをし始めて、外見が変化しても、クビにすることができないのは、大きな利点です。

例えば、非正規雇用の場合は、期間を理由に切って、再契約しないなんてことができます。

日本がここまで派遣業がはびこっているのは、これができるからですね。

それに、派遣社員って地位が低いのよ。

私もお金に目がくらんで、やっていたときがありました。

めちゃくちゃしんどいです! 周りのトランスジェンダーのストレス耐性を見る限り、適応できるわけがないんだよなぁ……。

詳しくは後述しますね!

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自営の場合は?

自営(フリーランス)の場合は、仕事を回してもらえなくなるリスクが有りますね。

あと、相当できる人でないと、自営のほうが年収が低くなりがちです。

保険を考えると、正規雇用の収入の1.5倍は稼がないと行けないので……。

それに、自営業のような不安定な仕事は精神的なストレスになりやすいのよ。

ただでさえ、性別迷子はメンタルがヘラりやすいのに、仕事が無くなるストレスを抱えるのは良くないと思っています。

あ、そういえば、性別違和の界隈では、「発達障がい」や「精神障がい」を併発しやすいです。

もし、障がい者手帳を持っていても、隠して、普通の一般正社員として就職するほうが良いと思っています。

A型作業所などの仕事では、賃金が抑えられていたり、スキルになりにくい単純作業が多くなったりしてしまいますから。

障がいを持っていることを隠すのは、法律に抵触しません!

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安定して稼げることと、次の転職のスキルになることが大事と

障がいをオープンにしたほうが、仕事を休みな少なったり、配慮されたりと定着率が高くなあります。

でも、性同一性障害に限っては、収入にこだわったほうが良いと思うのですよね。

特に、知的障がいm発達障がい、精神障がいをオープンにすると、収入が半減します。

そのような状態で、ホルモン治療をしたり、SRS(性適合手術)をしたり、親元を離れたりするのは難しいのです。

無理にでも、2年ほど勤めてお金とスキルをためて、そこから考えれば良いかなと。

月に自由に使えるお金が10万以上

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でも、正社員って稼ぎにくくない?

確かに、金額面では、契約社員や自営業のほうが稼げはします。

でも、仕事が不安定になるリスクは取るべきじゃない。

どうしても金銭が必要なら、副業でカバーするのが良いと思っています!

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どうして、お金に拘るんだ?

お金にこだわっているのは、前述の性別移行にはお金がかかるからですね。

女性ホルモン代、洋服代、化粧代、ヒゲ脱毛、プチ整形と大変なことに……

特に、女性ホルモンが注射ですと、月1万円以上はかかります。

基本的な収入が低いと、薬のために働くような生活になってしまうのです。

行くところまで行くと、SRS(性適合手術)、FFS(顔の女性化)と、更にお金がかかりますしね!

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「月に自由に使えるお金が10万以上」ってどのくらい?

家賃にもよるので、概算しておきます。

「月に自由に使えるお金が10万以上」を満たすには、家賃8万(東京相場)、食費/光熱費4万だとすると、手取り22万、額面27万くらいでしょうか?

中小企業の手取り22万で年収350万程度ですかね?

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家賃が高いのでは?

うーん、そのくらいのところに住んだほうが、良いと思うのですよねぇ。

女性化するとセキュリティが高くないと危ないです……。

あと、通勤時間を減らすって意味もありますね! こちらは後述します!

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でも、20代で年収350万ってきつくない?

20代の平均年収は340万程度ですので、かなり高いハードルのように見えます。

でも、20代の平均年収はバイトや非正規雇用で、夢を追いかけている方もいる中の平均ですので、低く出ているのです。

正規雇用で行けばなんとか行けるかなと。

なお、こちらの金額を切ってくると、かなり生活が苦しくなっていきます。

んで、ホルモン剤を切ってしまって、メンタルが崩壊すると。

何度も言いますが、トランス女性(MtF)にとっては、「ホルモン剤+普通の女性の生活」ができるくらいの収入が必要です!

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でも、年収と幸福度は変わらないって言われていない?

まぁ、年収400万くらいまでなら、年収と幸福度には大きな相関関係があるからね……。

性別移行をするのは、より良い人生を目指すためであって、そこがゴールでは無いのです。

若い頃は経験を積まないと行けない時期なので、遊びに使えるお金が無いのは厳しいです。

化粧の試行錯誤をしたり、似合う服を探したり。

収入を多くしないと、女性としての生活基盤を整えることすら難しいと思っています。

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普通の女性よりお金がかかるってことね。

スキルが得やすい仕事

先程述べた話ですね。

スキルを得られる仕事か、資格を取得できる仕事にしたほうが良いです。

前項でめちゃくちゃ熱を入れて説明したので、ここでは割愛します。

服装自由 or テレワーク

トランス女性や移行中の方は、服装自由やテレワークを目指すと良いと思うのですよ。

服装自由

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服装自由ってそんなに大事か?

服装自由は大事です!

男性であることを強調するスーツは、精神的にかなりの苦痛になるのよ。

ってか、トランスを進めていくと、恐ろしく似合わなくなる!

想像してくださいよ!

ボブのかわいい髪型で、スーツを着ているのを!

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あ、男装している女子に見えるやつ……。

体は男性なのに、頭は女性っぽいのは恐ろしく似合わないのですよねぇ。

100歩譲ってポニーテールならなんとかって感じです。

それに、夏場のスーツスタイルだと、Yシャツ一枚になってしまい、どうしても胸の形がわかるようになるのですよ。

乳首がポチっとするのがどうしても隠せなくなります。

かと言って、スポブラをつけても、Yシャツでは透けるし……。

ってか、メンズのYシャツは胸がきつくなって、着れなくなります!

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体の変化に合わせると服がなくなるやつだ!

着れる服が限られてくるので、服装自由は大事なのですよ!

夏場は、薄手のジャケットを取り入れることによって、胸を隠すことができます。

ジャケットをレディースのボタンなしカーディガンにしても、気づかれないですよー♪

冬場はセーターでモコモコさせれば、女性のスタイルに近づきます。

トランスを進めていけば、スカートまでいかなくても、レディースのスキニーが映えるようになっていきます。

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服装自由なんだから、女装に近づけても良いってことか!

あはは、以前の会社で中性ファッションをやっていました……。

それに、男性の服装自由の会社は、外見へのこだわりが少ない会社の場合が多いのです。

髪型にも文句を言われない可能性が高いので、オススメですよ!

テレワーク

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テレワークについては?

テレワーク(リモートワーク)も同じ理由でスーツを避けられるからです。

テレワークの場合は。時間に融通が効きやすいのもメリットですね。

ホルモン注射で通院が必要になったときは、業後に移動して施術してもらうことができます。

通勤時間も0にできるので、ワークライフバランスも確保しやすいです。

派遣は避ける

続いては派遣を避けること。

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正社員を狙えって言っていたのに?

世の中には正社員風派遣があるのですよ。

派遣会社に正社員として雇用されているけど、実際の仕事は他の会社に行って行うようなね。

求人票の「勤務地はプロジェクトによる」とか「東京23区内」みたいな表記を見たことがあるじゃろ?

他にも「派遣業の認可」を受けていたり、「マージン率の表記」があったり。

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現代の闇!!!

デフレと派遣業の相性が良すぎるから仕方ないね!

派遣を避ける理由は4つほど。

1、派遣は地位が低くなる
2、派遣業は職場を転々としてしまう
3、派遣先への面接がある
4、派遣先が古くて大きな会社が多い

派遣は地位が低くなる

まず、派遣は地位が低くなります。

そりゃ、契約の関係で、消耗品と同じ扱いになるので、そういった扱いになりますよね。

日本は階級社会です。

人の下に人を作りたがります。

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ト◯タの期間工の派遣とか良い噂を聞かないよね

トランス女性(MtF)の場合は、ただでさえ地位が低くなりがちなのです。

それなのに、なんで、更に地位を下げようとするのか……。

地位が下がると、いじめやパワハラの対象になりやすくなるので、できるだけ避けたほうが良いのです。

派遣業は職場を転々としてしまう

次に、派遣先が変わるたびに職場を混乱させます。

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混乱?

トランスが進んで来ると、男子トイレですれ違うたびに、男性をびっくりさせてしまうのです。

例えスーツを着ていようが、間違えられます!

ホルモン剤で、体型が変わってくると、どうしても隠しきれなくなるのよね。

かと言って、女子トイレを使うこともできないので、「外見はほとんど女性ですけど、生まれ持った性別は男性です」ってトイレに行くたびにカミングアウトしているような状態です。

現場が変わるたびに、毎回カムするという非常にめんどくさい状態になります。

正直キツイ……。

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大人数にトランスジェンダーってカムするのキツイよね……。

派遣先への面接がある

3つ目。派遣業は、現場が変わるたびに面接があります。

古い会社や、保険金融系の現場だと、長髪や髪色が許されない会社が多いのです。

面接のたびに、派遣元の上司から「髪を切れ」圧力がかかります。

私も何回言われたことか……。

MtFにとって、女性の髪型にすることはアイデンティティの一つです。

はい、泣きそうになります。

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MtFへの「髪を切れ」は「服を脱げ」と変わらないからなぁ

髪が伸びるのには年単位で時間がかかるしね……。

派遣先が古くて大きな会社が多い

最後は、派遣先は大きくて古い会社が多く、スーツ着用の可能性が高い点。

前述の「服装自由」は重宝するって話ですね。

古い企業ほどスーツに拘る傾向が強いのです。

派遣業の「◯◯に行って来い!」は、業務命令で、避けることができません。

泣く泣く、スーツ着用になることが多いのです。

できるだけ社風の良い会社にする

この辺の話は普通の就活と変わらないですかね?

仕事は助け合いです。

より良い人間関係にすると、長く働けますし、教え合うことで成長速度も上がっていきます。

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人間関係大事!

会社内で孤立するのは辛いですから。

MtFは外見にハンデがあるから、助けてもらえる可能性を上げる必要があるのよ。

なるだけ社風の良い会社にしないとね!

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でも、面接で社風なんてわからなくない?

社風を見極めるのは、求人票とコーポレートサイトのコールドリーディングがメインになります。

会社に乗り込む機会があった場合は、社員の雰囲気を見ておきましょう!

ポイントは4つ。

1、コーポレートサイトに社長の顔写真があること
2、全年齢の社員インタビューがあること
3、年齢層がバラけていること
4、「アットホームな職場」、「風通しの良い会社」の記載は避けること
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「アットホーム」の記載があって、何が悪いんだ?

そこはおいおいね。

コーポレートサイトに社長の顔写真があること

まずは、コーポレートサイトに社長の顔写真があるか確認しましょう!

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むしろ、無いところは無くない?

コーポレートサイトは会社の玄関です。

そこに社長の顔写真が無いとはどういうことだと思います?

そう! 後ろめたいことをしていたり、従業員の満足度が低かったりするから、顔を隠しているのです!

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顔がわかっていると、刺される可能性があるからね

コーポレートサイトに社長の顔写真が無いのは、ヤクザのような会社だと思って貰えれば!

実際にそういった会社の経験があります。

詐欺に近い広告業の会社でした。

全年齢の社員インタビューがあること

次は、採用ページに社員インタビューがあるかどうかですね。

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なんで社員インタビューが大事なんだ?

会社に忠誠を誓えない社員が、顔出しで会社紹介をするわけが無いじゃないですか!

顔出しができるということは、社員が会社を信用している裏返しでもあります。

無許可で社員の写真を載せることはできません。

社員が、その会社のメンバーであることを誇りに思っているからこそ、できることなのです。

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社員インタビューの内容で見る必要があるのはどこ?

さて、社員インタビューがあった場合、見る項目としては、「社風の紹介」「年齢層」「研修の内容」です。

「社風の紹介」と「年齢層」は、それぞれ後述しますね!

「研修の内容」については、会社が紹介しているものよりも、社員インタビューから拾った情報のほうが、現実味を帯びています。

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研修の内容ってそんなに大事か?

その会社がどれだけ、教育に力を入れているのかを示すものだからね!

そういった会社は、入社後の成長スピードが早いのです。

なお、会社からのメッセージでも、研修についての記載が無い場合は、「教育制度が整っていません」というメッセージだと思うと良いですよ!

実際に研修が書いていない会社は、研修期間1日でした……。

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闇の経験してない?

年齢層がバラけていること

会社の構成メンバーの年齢比率も見ておきましょう!

社員構成で、かなり多くの情報が得られます。

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社員構成で、情報?

組織の作り方や、会社の体力、会社の方針がわかります。

年齢層がバラけている会社が優秀な印象を受けますね。

更に、「社長より高齢な社員がいる会社」「全年齢層がいる会社」は、更に好印象です。

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なんで「社長より高齢な社員がいる」と良いんだ?

年上に仕事を依頼するのって、難しいのよ。

ちゃんと筋を通して説得しないと、仕事を引き受けてくれないのです。

それができている会社ってことだから、仕事に無駄が無いのよね。

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仕事に筋が通っているってことね

「全年齢層がいる会社」は会社の企業戦略がしっかりしているってことです。

営業の窓口は同年代のほうがやりやすい傾向があります。

そのため、全年齢を揃えて置くと、攻守のバランスが良くなるのです。

年齢構成から読み取れる情報は以下のような感じですね。

各年齢層が横並びの会社
超優秀な会社。経済のアップダウンがあっても、人員を確保している可能性があります。不況であっても、人を入れる余力があるとも取れますね。営業は各年代に人がいるほうがやりやすいと考えている会社です。

年齢層がピラミッド構造になっている会社
個人的には注意かな、指揮命令系統が年功序列になっているので、男性社会の色合いが強くなっていきます。

30代が少ない会社
今の御時世(2020年代)なら、普通の会社かな。今の30代は、ちょうど就職氷河期になるので、人員は少ない傾向にあります。もし、30代ならば、ライバルが少ないので、チャンスになりやすいです。

20代が少ない会社
創業が若い会社に多いです。新卒を雇う余裕が無く、30代の中途採用に頼っている状態です。ベンチャー企業で働きたいのならオススメですね。組織を作っていく楽しみもあると思います。

20代しかいない会社
20代の安い賃金でないとやっていけない会社の可能性があります。若さを武器に戦える正社員風派遣業の可能性が高いので、注意が必要です。

実際に、20代しかいない会社に行ってみたら、正社員風派遣で大変な目にあいました♪

「アットホームな職場」、「風通しの良い会社」の記載は避けること

とっておきです。

「アットホームな職場」「風通しの良い会社」会社が言っている場合は避けましょう!

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良さそうに見えるんだけど。

ポイントは「会社が言っている」ってところです。

社員インタビューで社員が言っている場合は良いのよ。

会社が「アットホームな職場」や「風通しの良い会社」と言っている場合は、そうじゃないから言っているのです

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つまり、「アットホームな職場」ではないってことね

はい、会社が「『アットホームな職場』です」と言っている場合は、アットホームな会社ではありません!

他にも危険なキーワードとしては、「ボトムアップの会社です」「センパイが優しく指導してくれます」とかですね。

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本当に社風が良い会社は、社風について言及しないってことね

そういうことを書いている会社は、蓋を開けてみたら飲み会ばかりということもあります。

ワークライフバランスを上げる

社風の次は、当たり前のワークライフバランスです。

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定番!

トランス女性の場合、存在しているだけで、ストレスがかかるので、働き方によるストレスは下げるべきだと思うのですよねぇ。

なお、週40時間以上働くと精神に異常をきたすと言われています。

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それって、残業なしでギリギリなんじゃ……。

普通に働いていても、メンタルが病むのは当たり前なのですよ。

なので、以下の項目を守ることをおすすめします。

1、残業が少ないこと
2、通勤時間が少ないこと
3、夜勤やシフトが無いこと
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それが全てできたら、ホワイト企業なんじゃ?

それなー。年収350万程度で上記が守れるのって、相当ホワイト企業です。

30代なら、余裕のラインですが、20代前半となるとキツイよね……。

でも、メンタルを壊して再起不能になるよりは、こういった会社に受かるまで挑むほうが良いと思うのです!

残業が少ないこと

残業量は職種によって変わっていくので、職種の研究が必要です。

と言っても、今の日本で残業が少ない職種は「事務」「営業アシスタント」「秘書」「受付」「教育以外の販売/サービス業」です。

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ほとんど女性の仕事じゃん!

はい、女性がメインとなる仕事のほうが残業が少ない傾向があります。

女性の人生はイージーモードと言われる所以ですね。

「秘書」や「受付」「営業アシスタント」は若い女性であることが取り柄の職業です。

こちらは、「結婚して離職することが前提」の仕事ですので、オススメはしません!

前述の通り、「女性のジェンダーロールをたどるのは難しい」のです。

ってか、外見にハンデのあるトランス女性(MtF)だと、このあたりの仕事を取るのは難しいと思います。

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世知辛い……。

キャリアを積める職でどれだけ残業を減らせるのかが勝負になるのです。

そうそう、残業が少ないことに関しては、「定時退社日」があると便利。

ホルモン注射をする場合、定時帰りできる曜日があると楽になります。

通勤時間が少ないこと

よく言われるやつですね。

通勤時間は、残業時間と同じです!

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都内だときつくない?

都内だと家賃との兼ね合いから、郊外に住むことになり、通勤1.5時間くらいが普通になっていきますからねー。

通勤時間の理想は20分です。

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地方移住だ!

かと言って地方に住むと、ジェンダークリニックが無い問題が発生します。

ホルモン注射ができなくなるトラップね。

あと、車も必要になるので、「自由に使えるお金10万以上」を達成しにくくなります。

あ、私は、ジェンダークリニックがある地方都市に移住して、通勤時間の問題をクリアしています。

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リモワって手は?

新卒以上なら、テレワーク(リモートワーク)を狙って見るのも良いですね!

服装自由もセットでついてくるようなものですので!

夜勤やシフトが無いこと

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夜勤を避けるのはなぜ?

決まった時間に寝起きができないのは、精神的にダメージを受けます。

錠剤で女性ホルモンを取っている方は、薬を飲むタイミングが難しくなりますしね!

何より、不規則な生活はお肌に悪い!!!

教師しながら、副業で塾講師をして深夜帰りをしていたときは、ハゲるかと思いました!

仕事のバラエティに富んでいる

最後は仕事のバラエティに富んでいること。

最近はジョブ型雇用が多くなってきて、ポジション採用されることが増えてきました。

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良い流れなのでは?

そうとも限らないのですよ。

トランス女性の場合、メンバーシップ型の採用のほうが良いと思うのです。

メンバーシップ型のほうが良いと思うのは以下の2点ですね。

1、部署内移動し易い
2、色々な経験ができて、飽きにくい

部署内移動し易い

ジョブ型になると部署内での移動が難しくなってしまいます。

「その仕事」で採用されているので……。

散々言っていますが、トランス女性は人間関係が崩れる可能性が高いです。

生理的に受け付けないってのが発生しやすいですので。

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部署内移動で人間関係をリセット?

そういうことですね。

部署内移動も立派な転職だと思うのです。

居心地が悪くなったら他の部署にまわしてもらうって手が取れますからね!

色々な経験ができて、飽きにくい

スキルの話とも絡みますかね?

メンバーシップ型の場合、ポジション採用では無いため、色々な仕事を経験できます。

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お門違いの業務もさせられる?

それが良い経験になると思うのですよ。

プロになれなくても、土地勘があるだけで全然違いますからね!

なにより、仕事が長続きしやすいです。

人間って、同じことをやっていると飽きるのよ。

色々なことができるって刺激的じゃありません?

トランスジェンダーの面接テクニック

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ここまで、トランス女性(MtF)が目指すべき働き方の基本方針、具体的にどんな職場が良いのかを述べてきました。

最後は、こういった会社に入るための面接テクニックです!

私の周りのトランスジェンダーの方々は、どうも面接に弱いのですよねぇ……。

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落ちまくっているよねぇ……。

面接で落ち続けて、メンタルを病んでいる方も多々います。

そこで、彼女たちに話を聞くと、絶対に受からないであろう話をしていることが多いのです。

トランスジェンダー向けの面接テクニックを書いていきますね!

前提:企業が求めること

まずね。企業が求めていることをわかっていない方が多いのです。

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企業が求めていることって、スキルでは?

今回の話で散々述べてきたように、スキルは非常に大事です。

スキルがあるだけで、競争率がガクッと下がって行きますから。

なのですが、トランス女性(MtF)たちに話を聞くと、「それ以前のこと」ができていないのです。

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それ以前のこと?

企業が真に求めているもの、それは。

「人間性」ですね!

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人間性とは何ーーーー!!

採用活動を行っている企業が、最も嫌うことは何だと思いますか?

それは、採用してすぐに辞められることです。

一人採用するのに、数百万円のコストがかかっています。

求人サイトへの掲載にお金がかかったり、履歴書の選別に人を割いたり、面接に当たる人事や代表取締役の時間を確保したり。

最近では、転職エージェントを使うことも多く、彼らに成功報酬として、採用した人の年収の半分位を渡さなくてはなりません。

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そんなにお金がかかっているんだ……

そこまでして確保した人材が定着しないで離れてしまうのは、企業にとっては赤字でしか無いのです。

人材が離れてしまう原因は、「スキルと仕事がマッチしていないこと」「社風と人材の相性が悪いこと」「人材がやりたいことを提供できないこと」があります。

それらのミスマッチを防ぐために、面接があるのですよ。

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人材の定着が大切なんだね

企業にとっては「採用した人材が定着すること」が大事なのです。

あと、「業務命令を素直に実行してくれる真面目な人材であること」も大切ですね。個人プレーをされると、会社としてやっていけないですし……。

企業も学校と同じで、従業員にもとめているのは、真面目で言うことを聞く人間です。

多様性の時代ではありますが、企業の利害関係を考えたら、そう演じるのが最適解になるのです。

また、採用した人間が辞めることだけが、リスクではありません。

採用したあと、元いた社員がやめてしまうのもリスクです。

人の確保にはコストがかかっているのですからね。

企業は、採用した人がいじめやパワハラを起こしてしまい、元いた社員を追い出してしまうことを防ぐ努力も必要になります。

モラルのない人はお話にならないですね。

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そんなキチガイみたいな人はいないでしょ?

トランスジェンダー界隈に限って言えば、そのキチガイが多いのですよねぇ。

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同族嫌悪!!!

キチガイ認定されないようにすること

さて、面接では、キチガイと思われないことが大切です。

トランスジェンダーが、キチガイ認定される言動を簡単にまとめておきますね!

一部は普通の転職の話でもあるのですが、せっかくこの記事を読んでいただいているので、リマインドも含めて書いていきます

1、外見をどちらかの性別の就活スタイルにする
2、トランスジェンダーであることは話さない
3、SRSで長期休暇する可能性は話さない
4、障がいを持っていても、就業に支障がなければ話さない
5、聞かれていないことを話さない
6、自慢をしない・悪口を言わない

外見をどちらかの性別の就活スタイルにする

まず、外見です。

良いですか? 企業が求めているのは「業務命令を素直に実行してくれる真面目な人材」です。

なので、外見は真面目に見えるようにする必要があるのです。

外見が男性の場合、髪型は、短髪で七三分けが基本になります。

もし、女性のボブ以上の長さにしてしまっているのなら、目指すのは、新卒の女子就活生のひとつ結びの髪です

前髪は長ければ後ろに持っていって縛る。短ければ七三に分ける。

長髪をファサーっとして、面接に望んではいけないのです。

あくまで真面目。

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女子就活生の説明会に行くとみんな同じスタイルだよね

個性の時代ではあるけど、企業が求めているのは、真面目な人間なのよ。

どうしても、合わせるしか無いわけ。

服装は、勝率を上げるなら、体の性別に合わせた服装が望ましいと思います。

パス度にもよりますが、異性装の場合は、どうしてもキチガイ認定されやすいので……。

髪は切ってしまうとボブくらいの長さでも年単位の時間がかかるので、ヘアアレンジでごまかす必要があります。

でも、服装は一時の我慢ですみます。

眉、ひげ、爪は……トランス女性なら整えていると思うので、特に言及はしないです。

ってか、それを怠っているのは、トランス女性として理解に苦しむぞ……。

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眉毛ボーボーで「女子です」って言われてもねぇ……。

あ、ネイルをしているのなら、オフィスネイルか、オフして望みましょう!

トランスジェンダーであることは話さない

次は、トランスジェンダーであることは話さないのが大事です。

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え、それ、大事な情報じゃない?

制服などがあって、配慮してもらう必要がある場合は、言っても良いと思いますが、ほとんどの場合は、失敗で終わると思うのですよねぇ。

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なんで、面接でカムしてはならないのだ?

トランスジェンダーであることを面接のときに話すのは、マイナスの側面しか無いと思っています。

トランスジェンダーのカムって「女性として扱って欲しい」って執着の色が強いのよ。

面接で執着があることを見せるのは、危険です。

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執着が危険?

そりゃ、「自分の感性に合わない仕事はしません」って言っているようなものですからね!

前述の「業務命令を素直に実行してくれる真面目な人材」というルールから逸脱します。

転職でもよくあるでしょ?

「前職で培ったスキルで御社に貢献したいです」って発言は、「前職で培っていない業務はやれないの?」って揚げ足を取られるのがオチなのです。

変なこだわりは「業務命令を素直に実行してくれる真面目な人材」でない可能性を高める要素なのです。

基本的には、「振られた業務は何でもやります!」というのが定石の回答ですね。

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脱線しておる! トランスジェンダーであることはいつ話すの?

トランスジェンダーであることのカムは内定を出してもらって、職場の部署の人たちと仲良くなってからですね!

大体3ヶ月くらい。

お酒の席のノリでポロっとこぼすくらいが良いかと……。

正社員は簡単にクビにできないのです。入社後に粗相をしたって問題ないのです。

ってかさ、冷静に考えてみてくださいよ。

本当にトランスジェンダーなら、面接の段階でご察しされます。

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面接での扱いが女性だったもんな

私の場合、面接の時に、爪を褒められたり、カバンを褒められたりと、扱いが女性でした……。

なんというか、トランスジェンダーなら、雰囲気に出ます。

察してくれることが多いと思うので、面接の場でカムする必要は無いのです。

SRS(性適合手術)で長期休暇する可能性は話さない

さて、トランス中の場合はSRS(性適合手術)による長期休職もあると思います。

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よくあるよな

手術によっては1ヶ月〜3ヶ月ほどのダウンタイムが発生するため、休職するしかありませんよね?

その手術によって働けない期間がある情報は開示する必要はあるでしょうか?

私は無いと思います。

よくよく考えてみてくださいよ!

企業は「採用した人材が定着すること」が大事なのです。

「いつか3ヶ月くらい休職します」って宣言は、企業にとってのリスクでしかありませんもの。

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休職したいときは?

SRS(性適合手術)をして休職したいときは、会社に所属している状態で、交渉するのです。

正社員は簡単にやめさせられないことが強みなのですから。

もしくは、会社をやめて、術後に再就職をすれば良いのです。面接は大変になるのだけれどね!

あ、SRS(性適合手術)をして長期休職をした場合の言い訳は、「手術をして~」と話すのは無しです。

この回答をしてしまうと、「どんな病気なの?」「再発しないの?」ってツッコミを入れられて苦しくなります。

曖昧な返答は、また再発して、離職してしまう可能性を感じさせますしね!

言い訳をするなら、「親が病気になってしまって介護が必要で、介護施設が見つかるまで会社を休んで介護していました。幸い(?)介護施設が見つかって、安心して親を任せることができるようになったので、また社会復帰をしようと思いました」が良いかなと。

これなら、ツッコミの入れようが無いじゃないですか!

障がいを持っていても、就業に支障がなければ話さない

こちらは、普通の就職のときにも使うかな。

精神障がいや発達障がいを会社に話す必要はないと思います。

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話さないと配慮されなくない?

障がい者枠で入っていないのなら、話さなくて良いのですよ。

ってかさ、企業の人になって考えてみましょうよ!

「私は精神障がい者です。うつになって休職する可能性があります。」って話されたら、雇います?

絶対に雇わないよね?

「採用した人材が定着すること」に当てはまらなくなります。

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うつで休職されるのでは? ってなる

会社側はうつ病で離職すると思って、採用を見送るのが当然の反応になります。

発達障がいについても同様です。

「仕事が普通の人と同じようにできなくて、うつになって、休職する可能性があります」って言っているようなものですからね!

と言うか、発達障がいの人は、障がいを理由にして「その仕事はできません」って言う可能性があります(まぁ、できない理由を見つけて行き着く先が発達障害なので、ほとんどそうなるのですが……)。

「業務命令を素直に実行してくれる真面目な人材」からも離れてしまうので、企業は採用を見送るわけです。

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面接は騙し合いってやつだねー

面接は騙し合いです。ずる賢くなって勝てるようになるのです。

企業が求める人材の根幹部分を考えれば、弱いところを隠すのが当然でしょ!

聞かれていないことを話さない

次は当たり前のことです。

聞かれてないことを話さないことですね。

口は災いの元なのです。

面接では聞かれていないことは、話さないようにしましょう!

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あたりまえじゃん!

あたりまえと思うのかもしれませんが、できない人が多いのですよ。

特にトランスジェンダー界隈だと……。

やばい人の回答は、面接官が「志望動機は?」って訊いたら、「今日は良い天気です」って答えるような状態になっています。

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頭おかしい

それが、笑い事じゃなくてですね。

緊張に極度に弱いのか、トランスジェンダー界隈あるあるの発達障がいのためなのか。

会話が成立していないことがあるのです……。

思い出してください。企業は「キチガイ」を雇いたくないのです。

言葉のキャッチボールが成立していないとか、ただのキチガイじゃないですか!!!

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でも、緊張でそうなるかも?

緊張でそうなるリスクがある場合は、面接官の質問をオウム返ししましょう!

面接官が「志望動機は?」って訊いてきたら、「そうですね、志望動機は…..。」って返すのです。

そうすれば、脳内で回答を準備する時間が少しだけ稼げます。

その間に冷静になって回答をすれば良いのです。別方向の回答をしてしまっても、話を訊いているように聞こえますしね。

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オウム返しは心理学での信頼を獲得するテクニックでもあるよね!

自慢をしない・悪口を言わない

最後は、当たり前なのですが、「自慢をしないこと」「悪口を言わないこと」

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誰でも、やってしまうことなのでは?

企業は、あなたを採用する代わりに、誰かが抜けてしまうのが嫌なのです。

自慢や悪口は職場の雰囲気を悪くする代表例なので、面接の場では絶対にしないようにしましょう!

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もし、褒められたら?

褒められた場合は、「そんなことないですよ」と謙遜した態度を貫きましょう!

トランス女性(MtF)だと、お世辞で「可愛いですね!」って言われることがあるので、注意が必要です。

悪口については、転職組は注意。

必ず訊かれるのが、「なぜ前職をやめたのか?」です。

この問いに対して、「残業時間が」「パワハラが」「人間関係が」って言うのはNGなのです。

これって、事実だとしても、悪口じゃないですか?

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退職理由を答えるとしたら?

こういった回答は、相手に察してもらうことが大切なのです。

例えば、残業時間であったら、

「社風が合わなかったんですよね」

「どう社風が合わなかったの?」

「月に45時間以上残業しているはずなのに、何故か39時間に調整されていて……、周りのみんなはそれでも頑張っていたのですが、どうしても私にはそうやって頑張る社風が合わなかったのですよね」

こんな感じです。

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間接的にサブロク超えていて、ブラック企業でしたって表現をしているのね。

ポイントは直接断定はせずに、相手に察してもらうことです。

断定は事実だとしても悪口になってしまいますから。

なお、私の場合は「恋人のところに引っ越すのでやめました」で通しました!

これなら退職理由が絶対に悪口にならないからね!

配慮してほしいことだけを話す

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話してはいけないことを話してきたけど……言わないとならないこともあるのでは?

面接は交渉の場です。

こちらの条件も通さないとフェアではありません。

トランス女性が通すべき条件は何なのか考えていきますね。

1、トイレ問題
2、健康診断問題
3、異性装・更衣室問題
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この話をしたら、トランスジェンダーってわかるやんけ!

そうなんだよねぇ。

トランスジェンダーであることを採用の場で言うのはマイナスなんだけど、配慮してほしい場合は話さないといけないジレンマがありまして……。

幸運なことに、職場で直面する問題は少ないのです。

あ、「女性として扱って!」っていうのは無しだからな!

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どうして?

前述の通り、キチガイ認定される可能性が高いので……。

扱いは周りの人が決めることであって、本人が要求することじゃないと思うのよね。

要求が抽象的なので、ビジネスマンとしては、レベルの低い要求だし……。

いきなり、ぽんと入ってきた人が、「平社員だけど課長として扱え!」って言っているようなものやぞ!

具体的な話をしていきますね。

トイレ問題

よくあるトイレ問題です。

これはよくよく考えることです。

一応言っておきますが、トランス女性(MtF)の6割以上は生まれ持った性別のトイレ(男性トイレ)を使っているらしいです(TOTOのアンケートから)。

会社内は閉鎖的なコミュニティです。

襲われる可能性は極めて低い。

見知った仲なら、ほぼ女性の外見の人が男性トイレから出てきても、驚かれることは少ないです。

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見知った仲のルールに従うしか無いよね

自分に対する危険度が低いのに、要求することが正しいのか、よくよく考えてみることです。

健康診断問題

これはトランスジェンダー全員が経験する問題ですね。

集団の健康診断は精神的にキツイです。

想像してくださいよ!

Tシャツ1枚で普通の男性と一緒にいるのですよ!

胸があるのですよ!

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恥ずかし!

個人的には優先度高めの、配慮してほしいことになりますね。

健康診断を個人で受けることは、どの会社も認めているはずなので、個人で受けさせてもらえるか、訊いてみることをおすすめします。

健康診断を個人で受けたい理由を訊かれたら「お友達のお医者さんがいまして……」くらいでごまかすのが良いかと。それでも通らなかったら、体つきが男性でないことをカムするしか無いです・

健康診断は、ちょっと譲れないラインに入ってきますね……。

異性装・更衣室問題

異性装の問題はややこしくなるのもあって、「服装自由が良いよ!」って前項でおすすめしています。

実際に異性装を通すのは難しいと思っています。

企業によっては、異性装はOK、でもウィッグはNGみたいなところもありますから。

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地毛が伸びていない状態での異性装はクリーチャーだからなぁ

カツラ禁止は、全ハゲを敵に回すんだぜ!

トランス女性(MtF)の友人もこの辺りの問題で揉めていました。

安牌なのは、会社である程度認められてから、要求していけば良いのでは?って感じですかね?

最後に

アイキャッチ

いかがでしたでしょうか?

トランス女性(MtF)の仕事感について、私の経験や聞いた話を踏まえて、思うところを書いてみました。

周囲のトランス女性(MtF)を見ていると、それこそホルモン剤のために働いているような方を見ます。

それどころか、仕事に恵まれなくて、ホルモン剤を安定供給できずに病んでいくような方も見かけます。

生まれ持った性別の関係で、結婚出産子育てのライフステージの変化で変わる女性のジェンダーロールをなぞった働き方は難しいのが現実です。

会社内のヒエラルキーの低さから、いじめやパワハラの餌食になりやすいとも言えます。

だからこそ、人間関係の居心地の悪さや、SRS(性適合手術)を行った後の転職を考えて、「スキルが身につく仕事」に就くとよいと思うのです。

一昔前のように、安易に水商売に走るのはオススメできません。

解雇を防ぐため、正社員での雇用を目指す。

なるだけ良い会社に雇用される。

面接では不要な発言はしない。

当たり前のことなのですが、考えられていないのです。

SRS(性適合手術)をして性別移行することがゴールではありません。その先を豊かに暮らして行けるかどうかなのです。

生活の基盤は、精神的にも収入的にも安定した仕事から!!