給与とスキルが得られないからとブラックに突っ込む若者を見て思うこと

アフィリエイト広告を利用しています

2023年 5月 28日  2023年 5月 13日

給与とスキルが得られないからとブラックに突っ込む若者を見て思うこと

GW開けました! 5月病で慢性的に眠い七堂です。嫁のほうがボロボロだけど……。 嫁は、夕飯を炊いたと聞いて家に帰ってみれば炊けてなかったし、ゴミ捨てしてきたと聞いてはゴミの山があったしで。

そんなか、会社では「残業代を出すから、通常業務の他にプロジェクトに参画しないか?」令が施行されました。

新規プロジェクトを立ち上げるにあたって、人が足りないってのがあって、新しい技術を学びつつ、残業代をしはらう制度だそうです。

蓋を開けてみると、思ったよりも人数が集まっていて、びっくりしました。全社員の1/5が手を挙げる異常事態です。そこで残業について思っていることを書いていきますね。

私の今の立場は「残業はするものではない。」です。 実際に、新人教育をするにあたって、新人さんたちにもそう伝えています。

それなのに、なぜ、残業するのか……。思うことを書いていきます。

残業をするべきでは無い理由

はい、私が精神を壊した原因の一つだからです。

今の社会では、ドロップアウトすることが、人生を壊すリスクとなっています。

特に、男性の場合は、一時でも働けなくなると、浮上するのが難しくなります。女性は家庭に入ってパートをするという、地方の女性なら誰でもやっているルートを通る選択肢があるので、まだマシなのですが……。

うつ病になった男性は、まともな職業に就くことが難しくなります。ブラック企業に行くか、マックジョブに落ちぶれるか、ギグワークをするか、日雇いで働くかです。

会社から見たら当たり前ですよね? 会社が男性に求めることは安定した労働力です。それなのに、うつ病で休職されるリスクを抱えている方を雇おうとは思いません。

少し違う経験ですが、半年ほどニートをしていた時期がありました。どこも面接で相手にしてくれなかったよね……。

ニート程度でそうなるのですから、うつ病でドロップアウトすると、這い上がるのが難しいのは想像つきますよね?

うつ病になって、ドロップアウトしないことは非常に大事なのです。

8時間労働しただけで、うつ病のリスクが高まるとの科学的なデータもあります。普通に働いていてそのくらいなのに、更にリスクを上げてどうするんだって感じです。

詳しくは「科学的な適職」を読んでいただければと。

実際に月40時間平均で働いていたときは、適応障害っぽくなっていました。他のマイナス要因も重なって、電車内で泣き出す始末です。これはまずいと思って、慌てて、心療内科を探しましたが、どこも予約でいっぱいでどうすることもできませんでした。

このときは命の危険を感じたよね。

仕事で一番大事なのは、やめないことです。成果が出なくても、社歴があれば自然と地位になっていきます。

頑張りすぎないことが大事なのです。

そういえば、過労死ラインを超えたことがあったな。うん、頭おかしかったよね。

経験上、残業はするものではありません。

なぜみんな残業する?

では、なぜ、うちの会社ではみんな残業するのか? 理由は2つかなと。

  • 給与が低すぎる
  • スキルが身につかない

給与が低すぎる

また、実質賃金が下がりましたね。今の日本では、平均以上を叩き出しても、生活が苦しくなります。東京なんて、若い世代はワンルームを借りるのも難しいのでは無いでしょうか?

10年前ほどは、残業によって、生活の足しにすることができました。しかし、現代では、男性の家庭参加の要望や、コンプライアンスの強化、会社のコスト意識の観点から、残業をさせないようになってきています。

フレックス勤務のところなんて、祝日があったら、いくら残業しても給与が上がらない地獄ですからね。

自社は名古屋の働きやすさ推進企業って事もあって、残業は基本的にしなくても良いです。しかもフレックスです。

おかげで、だいぶメンタルが回復しました。でも、若い世代に取っては、苦しい戦いです。普通に仕事をしても普通の生活ができないくらいのカツカツな生活になってしまいますから。

手っ取り早く、給与を上げる方法として、残業を考えるのかなと。

でも、残業で稼いだお金はなくなりやすいのですよね……。残業はやっぱりストレスが溜まるので、お金を使って解消しようとします。ガチャに課金したり、推し活したり、不要な買い物をしたり。

一時は良いのですが、その後のお金がなくなることにストレスを抱えるハメになります。 残業して給与を増やしたところで、手元には残りません。

それならば、給与という短絡的なものではなく、恋人を作るなり、(性の売買ではない)副業をするなりで人生に花をもたせるように動いたほうが良いと思うのです。

恋人を作れば、2馬力で遊べますし、同棲すれば生活費は半額くらいになりますし。副業で好きなことを発信していけば、趣味の充実とコミュニティの充実を図れます。

スキルが身につかない

弊社、請負がメインのため、チャレンジできる案件と手堅く稼ぐ案件で2分されているのですよね……。手堅くの方はどうしても使い慣れている技術を使うしかなく、スキルが得られなくなります。

スキル欲しさに新しいことにチャレンジするのは良いと思うのです。でも、それを残業でするのはちょっと違うかなと。

確かに、ブラックな職場で頑張ればスキルは付きます。実際に私は、残業月平均40時間のブラック企業に4年近くいたので、6年近いキャリアを積んでいる計算になります。4年目エンジニアとは思えないくらいのスキルで、周りから一目置かれているのは事実でしょう。「ブラック企業の生き残り」なんて言われてね

ですが、その下には、ブラックに耐えきれずに、ドロップアウトした同朋が多々います。炎上案件は人を育てるのではなく、たまたま生き残ったやつが目立つだけです。

スキルがほしいのならば、自分でアプリの1つや2つ作ってみるのが良いと思うのですよね。最近の就活では、エンジニアがポートフォリオを持ち込むのが普通になってきました。今までは個人で作ったものは会社の業績では無いからと一蹴されていたのにね。

うまく行けばストックビジネスにもなりますし!

まとめ

若者がみずらから死地に進んでいることに違和感を覚えました。残業はリスクしか無いですし、手元に残るものも少ないです。給与がほしいのなら、恋人を作って生活コストを下げるか、副業でコミュニティを作りつつ趣味を深めるのが良いと思っています。

スキルがほしいなら、自分の好きなものを作っておけばよいのです。稼ぐ手段を残業にするのは良くないかなと。