はい、どうもこんにちは、七堂です。
この記事にたどり着いたみなさーん!
おっぱい、欲しいですよねぇぇぇ!!
冒頭からひどいな……
私も、そのような悩みを抱えていました。鏡を見ては膨らまない胸に思いを馳せ、お風呂で揉んで大きさを調べ。
本当に悩んでいました。
いや、男だよね!
この記事を見に来てくれた方は、このようなお悩みを抱えているのでは無いでしょうか?
悩みは尽きませんよね?
おっぱい欲しいって、3回くらい言ったよな?
大事なことなので3回言いました。
他にも、「徐々に男性的な体になるのが嫌」「中性的になりたい」とかあるのでは無いでしょうか?
そこで、女性ホルモンに興味を持ったのでは無いでしょうか?
効果はわかるんだけど、副作用も怖いんだよね。ホルモン剤って
そう、ホルモンに作用する薬は、副作用が怖いのです。男性機能を失ってしまったり、体力が落ちたり。
でも、一刻も早く始めてみたいけど、怖くてなかなか手が出ないって方もいるのでは無いでしょうか?
私も、様々な迷いとメリット・デメリットを比較して、女性ホルモンを始めています。女性ホルモンを取り始めた理由、どの女性ホルモンを使っているのか、その結果どうなったのか?
少しでも、ホルモン剤の摂取を考えている方にシェアしますね。
こちらの記事はあくまで個人の見解です。この記事を読んで実践した場合、責任は負いません。
また、身体に対して、不可逆な変化をもたらします。安易な使用はオススメしません。
どうして女性ホルモンを取ろうと思ったのか

そもそも、どうして女性ホルモンを始めたの?
おっぱいほしいからね!キリッ!
あ、冗談です。
お恥ずかしながら、性別違和のような感覚を持っていまして……。
これまでは、理性で女性っぽく有りたいって感情は抑えきれていたのです。ですが、1年ほど前、親に女装癖がバレてから、そのような感情をいだき続けていることを、思い出してしまいました。
その結果、男性的な行動をしたくないんですよね。
そもそも、アセクシャル(Aセク)ですので、男性機能すらいらないかなって。
えぇ……。
言っておきますが、当の本人は、かなり悩んでいますからね! 小学校ではカマ扱いされ、高校生からは、イケないと思っても女装癖がやめられず。プエラリアで性欲を抑えても、女装がやめられず……。
20代後半で言うことでは無いのですけどね!
詳しくは以下の記事で書いています。
そのため、本当に男性的な行動をしたくないって思っていました。
だって、時間の無駄じゃん! 自分を慰めて、賢者状態になって、復活するのに1hくらいかかるでしょ? それが週1回はあると思うとね……。しかも、好きでも無いのにやることになるって、地獄の責め苦じゃん!
胸ではなく、性欲を減らしたいってことなんだね?
はい。ほんと、男性的な行動はいらないかなって。あ、でも、あの、その、少しだけ、胸が大きくなったら良いなって!
期待してるじゃねーか!
えへへ♪
そこで、まずはプエラリアを使ってみました。詳しくは以下の記事で書いています。
最初に購入したプエラリアは良かったのです。それこそ、今使っている女性ホルモン並に効果がありました。ってかプエラリア以外のものが入っている気さえしました。
それが、サプリを変える毎に安定しなくなってしまったのです。そこで、安定供給される薬剤に手を出そうと思いました。
プエラリアはサプリだから、当たり外れあるってことだね?
そうそう。なので、ホルモン剤に手を出すことにしました。
各ホルモンの役割と理想への対応策

というわけで「性欲を抑えたい」という理由で、女性ホルモンに手を出しています。
おっぱいほしいとか言ってなかった
誰だ? そんな戯言を言っている奴は? おっぱいがほしいなんて、少ししか思っていないよ?
あ、やっぱり思っているんだ……
さて、本題に入る前に、各ホルモンの役割を復習して、どんな対策を立てたのか、を話していきますね。
今回は男性ホルモンが持つ性欲を下げるために、ホルモン剤を考えました。
直接、男性ホルモンの値を下げてしまえば良いので、抗男性ホルモンを使えばよいかと。代表的な製品は「アンドロキュア」「シテロン」です
そして、卵胞ホルモンにはいくつか種類があり、それぞれ製品が違います。
E1 閉経後の女性だと増える女性ホルモン。代表的な製品は「プレマリン」「プレモン」
E2 閉経前の女性が持つ女性ホルモン。E1より強い。代表的な製品は「プロギノバ」「クリマラ」
性別違和の治療の場合、男性ホルモンを抑える目的で使用されるようです。代表的な製品は「マレフェMTF」
他にも複合的な効果を持つ「ダイアン」や「スーシー」があります。
もう、単語がいっぱいでわからねぇ!
まぁ、細かい製品名はともかく、それぞれどんなホルモンがあるのかだけ、抑えてもらえれば、大丈夫です。
私の本来の目的は、性欲をなくすことですので、そこから作戦を練っていきましょう。以下のような感じで作戦を立ててみました。
女性ホルモンを6ヶ月使ってみた感想は?

使用するホルモン剤を切り替えているので、それぞれ使用した期間と効果を記載しますね。今は少量の卵胞ホルモン(プレモン)と黄体ホルモン(マレフェMTF)に落ち着いています。
いろいろ試してるんだ。
やっぱり、どの対処法を選ぶのかで、相性があるから。
卵胞ホルモン(E2) 2ヶ月
まずは、卵胞ホルモンの中でも強力なクリマラ50(E2)を使ってみました。パッチとなっていて、横着しても良いかなって。
清潔にした下腹部や二の腕の肌に、貼っていました。使用期間は1週間で、1週間毎に張り替えます。
3日もすると、痒くなってしまうので、剥がして別の場所に防水テープで張り直していました。
パッチタイプは管理は楽だし、肝臓への負担も低いけど、肌へのダメージがね
それ。他の経口タイプは、肝臓を複数回通過するため、肝臓への負担が大きくなります。しかし、血中に直接作用するパッチやジェルタイプは、肝臓への負担が少なくなるのです。
結果。
プエラリアのときよりも効果が出ませんでした。卵胞ホルモンでの男性ホルモン抑制を期待したのですが……。2週間に一度、ムラムラしてしまい。プエラリアで感じていた胸の張りもなくなってしまいました。
効果なかった?
感覚としては、男性ホルモンがうまく抑えられず、効果が得られなかったように感じます。性別違和の治療で、卵胞ホルモンだけでも十分な方もいるらしいのですけどねぇ。
抗男性ホルモン 2週間
卵胞ホルモンだけでは効き目がいまいちだったので、抗男性ホルモンのシテロンを使用することにしました。ネット上の情報を見ると、かなり強力らしいです。
長期服用はおすすめしないって書かれてるよね
そうですね。かなり強力なので、少量を使用することにしました。
作戦を変えていて、卵胞ホルモンでの抗男性ホルモン効果は期待せず、いきなり原因を除去する作戦です。
経口服用のタイプだったので、服用時間に気を使いました。効果時間は24時間なので、半錠を寝る前に服用していました。
結果。
望んでいた性欲の減衰は効果がありました。賢者です。飲んでから2日くらいで効果もあって、効果を実感しました。
やったね。
なのですが、ものすごい副作用に悩まされました。
大量の発汗
火照り(ホットフラッシュ)
倦怠感
発作的な動機
特に火照りと発汗の組み合わせがひどく、オフィス内でひとりで汗をかいている状態になりました。
ヒエッ
ってか、完全に更年期障害です。コレはいけないと思って、次の作戦に乗り換えました。
黄体ホルモン+卵胞ホルモン 3ヶ月
抗男性ホルモンが強すぎたので、作戦を変更し、黄体ホルモンを取ることにしました。黄体ホルモンで男性ホルモンを抑えつつ、卵胞ホルモンで更年期障害に似た症状を緩和する作戦です。
なんか更年期障害対策にホルモン取っている感じになってない?
うーん、実際に睾丸摘出した方も、似たような感じで少量の女性ホルモンを取ることがあるから……。
理論上では抗男性ホルモン+卵胞ホルモンで、更年期障害に似た副作用を軽減することもできるのでしょうが、ちょっと抗男性ホルモンが怖くなってしまってね。
それに、抗男性ホルモンはコストも高いので、あまり使いたくないのです。
なので、プレモン(卵胞ホルモン)、マレフェMTF(黄体ホルモン)の組み合わせで挑戦です。
プレモンの半減期は9時間。マレフェの半減期は6時間。なので、12時間毎に1錠ずつ飲むことにしました。
それだと卵胞ホルモンが足りなくなるのでは?
うーん、人によってはプレモンは8時間おきって方もいます。ですが、管理がめんどくさいし、目的が性欲の減衰なので、気にしなくても良いかなって。この手のホルモン摂取にしては珍しく黄体ホルモンベースとなっています。
なんだかんだ言って、こちらの相性は良く、3ヶ月ほど運用していました。
1週間
ムラムラしないですね。やっぱり、男性ホルモンを抑えることが大切だったようです。ちなみに、3ヶ月立った今も、自ら慰める行為はしていません。
黄体ホルモンの影響か、ホルモンバランスが急激に狂ったせいか、アゴ周りにニキビができました。このあとはニキビにはならなかったので、一時的な作用のようです。ホルモンバランス崩れてるなぁって感じ
ヒエッ
1ヶ月
大当たりしたときのプエラリアと変わらない状態となりました。賢者モードでかつ、胸が張ってるかな?って感じです。
ただ、異なる点として、大量の発汗があります。やはり更年期障害の壁は越えられなかったようです。でも、シテロンのときのように、火照りや倦怠感との共存は無いため、軽減はされています。耐えられるレベルですので、気にせずに行くことにしました。
あと、空腹を感じやすくなりました。こちらは一時的なもののようで、2ヶ月後からは感じなくなっています。
デブ活?
黄体ホルモンを取ると太るって言いますけど。そんなことは無いですね!
2ヶ月
胸が張ります。プエラリアのときよりも効果があり、胸を上から押すだけで、相当な痛みが走るようになりました。
おっきくなった?
うーん、脂肪はツイていないから、「張ってる」というのが、正しい気がします。シャツから乳首の形がわかるくらいに元気になっていました。ちょっと夏場は厚手のTシャツにしないと厳しい感じです。
まぁ。こちらは主目的では無いのですが……。
本当は?
おっきくなったみたいで嬉しい!
あ、はい
3ヶ月
立ったときにできるお尻のエクボが小さくなりました。どうやらお尻に脂肪がついてるようです。
この頃から、筋力の低下を実感するようになりました。筋力低下による冷え性と、体力の減少です。
いや、もうね。呼吸しているだけで疲れる。
それ、重症だから!
坂道を登るだけで息切れをしたり、発汗の作用で滝汗をかくようになったり。割と重症でした。発汗量もあり、血栓リスクもあるので、水分は多めに取るように心がけるようになりました。
それと、睾丸に痛みを感じる事がありました。あぁ、睾丸死んでるなーって感覚ですね!
ヒエッ
ちょうどこの時期に中性的な髪型が完成しました。髪が細くなっていて、光の加減によっては茶髪になります。伸ばしている時期を考えると、クリマラの時期を含めた卵胞ホルモンの影響かなって思ってみたり。
抜け毛は、飲み始めた当時に多少あったのですが、今ではかなり少ないです。ついでに飲んでいたフィナステリドの効果かもしれませんけど……。
あと、気になる方もいると思うので、一応書いておきます。
胸はAAカップのままです!
ひんぬー!
うっせ。
ってかプエラリアの頃と変わっていないですね。
女性ホルモン使ってみた効果と副作用

使っていた時期が長い「プレモン(卵胞ホルモン)、マレフェMTF(黄体ホルモン)」の効果を中心に書きますね。
個人の感想であり効果を実証するものではありませんし、相性によって効果は変わると思います。
まとめ
性欲が嫌になったので、ホルモン剤を使用してみることにしました。正直、体格や体質によって、分量も効果も変わってくると思います。
私自身、小柄な体格のため、こういったものはかなり効きやすいタイプです。抗男性ホルモンを摂ったときは、強力な副作用を感じました。
それに、今回使用してみて、睾丸の痛みを感じるなど、間違いなく不可逆な変化を実感しています。
安易な判断はオススメしません。
本当に悩んでいて、決意が固まっているのなら、試してみてはいかがでしょうか?
おまけ
質問が多いので……、胸はこのくらい出てしまっています……。ギリギリ隠せるくらい?

To MtFを目指している方
私自身は、「性欲をなくす」をメインにして服用していました。MtFの場合は卵胞ホルモンをこの記事の3倍(E1なら)取る必要があると思います。
こうした情報を集めているときに、元男性の方から助言をいただきました。
「女性ホルモンは魔法の薬では無いです」
今なら、少しだけ意味がわかるかなって……。
本当に体の変化を望んでいる場合は、ホルモン程度での効果はほとんどありません。外科的な対策をするのが良いかと思います。SRS、FFSはもちろんのこと、豊胸、医療脱毛も。
女性ホルモンは魔法の薬ではないので、量を増やしたところで、副作用と血栓リスクが増えるだけです。調子に乗って量を増やしたときは、手足のしびれを感じ、ヤバイと思ったこともありました。
女性ホルモンの摂取は、男性ホルモンを抑える目的か、睾丸摘出などで失ったホルモンを補充する目的での使用が良いと思っています。