いやー、Vtuberがなかなか伸びないんですよね~。 戦略レベルで間違っているのでは?って疑ってしまいます。
方針が違ったら、どんなに頑張っても無駄だからな
ぐぬぬ。痛いところ突くなー。 でも、そのとおりなんですよね。
戦略が間違っていたら、どんなに頑張っても結果はついてきません。
私も昔、戦略を間違えて、300万円くらい擦ったことがあります。 いや、途中では気がついていたんですよ。このままやっても厳しいって。
でも、意固地になって、倍プッシュして、大惨事でした。
何やらかしたんだ。
あー、いつもの運用広告です。 1発当てて、フィーバーしちゃったからね。それ以外の道が、見えなくなったんだよ。
よくあるギャンブル中毒ってやつだな。
ほんとそれ。
同じ失敗をしないように、今のVtuberの方針を見返してみようと思います。
せっかくなのでね。 WEBマーケ系Vtuberらしく、ビジネスのフレームワークに当てはめて考えて見ますね!
今回は定番のSWOT分析を使って、分析してみます。
SWOT分析とは
![SWOT分析とは](https://www.lonely-trekking.com/img/post/vtuber-swot/vtuber-swot02.jpg)
基本情報技術者試験にもでるよな。
それな。それぞれ詳しく解説していきますね。
Strength(強み)
![Strength(強み)とは](https://www.lonely-trekking.com/img/post/vtuber-swot/vtuber-swot03.jpg)
Strength(強み)は主力となる製品やサービス、自分にしかない強みです。 ここをどう活かすかが、勝負どころになります。
基本的には、強みを伸ばして、ライバルに差をつける使い方になります。
Weakness(弱み)
![Weakness(弱み)とは](https://www.lonely-trekking.com/img/post/vtuber-swot/vtuber-swot04.jpg)
Weakness(弱み)は、競合よりも劣る製品やサービスのことですね。
ただ、これは扱いが難しいんですよね。もちろん弱みは無いに越したことは無いですよ。
ただ、コストの関係もあります。 「克服して弱点を消すか」、「割り切って切り捨てるか」の選択に迫られるんですよねー。
損切り的な考えだよね。
そうそう。
資本には限界があるからね。コストをかけた分だけ、リターンが得られるように考えていかないと。
切ったら切ったで、守った資本を、次の投資に回せるしね。
株の方では、損切りしているよな。
そうね。 伸びないと思ったら、売ってしまって、次の投資の準備をしています。
結衣はこの方法で、資本を0.8倍にしたわ。
マイナスじゃねーか!
Opportunity(機会)
![Opportunity(機会)とは](https://www.lonely-trekking.com/img/post/vtuber-swot/vtuber-swot05.jpg)
Opportunity(機会)は市場の伸びって考えると良いです。需要が無いと、いくら製品を作っても、意味がありませんから。
機会は、「自分が動いても変わらないようなもの」で、プラスの影響の物を指します。
例えば、技術の進歩なんてわかりやすいですかね。 スマホを持つようになって、WEBサイトの価値が一気に上がりました。
今までは「iモード」の世界だったのにね。
Threat(脅威)
![Threat(脅威)とは](https://www.lonely-trekking.com/img/post/vtuber-swot/vtuber-swot06.jpg)
Threat(脅威)は、「市場の減衰」と、「競合」と考えると良いです。 先程のOpportunity(機会)の反対だと思って貰えればよいかと。
「自分が動いても変わらないようなもの」で、マイナスなものを指します。
例えばですね。
世の中の「法律」がマイナスに働いてしまうこともあります。 昔、スマートドラッグのサイトを作ったことがありました。
スマートドラックって
簡単に言うと頭が良くなる薬ですね。 飲みすぎると意識がトリップします。
だめだろ。
だから、法律で規制されて、閉じざる負えなくなりました。 順調だったんですけどね。残念です。
市場には常に気を向けていないといけませんね。
あとは、「競合」も脅威です。こちらは、詳しく話さなくてもわかりますかね? ライバルが増えると、牌の取り合いになってしまいます。
ある程度の競合がいないと、市場が盛り上がらいのでは?
そういう考えもあるよね。特に広告なんて、そんな感じだから。
いろいろなメディアが儲かりそうだと思って参入すると、爆発するんですよ♫ WEBから始まって、雑誌掲載、TVCMって感じで。
ただ、多すぎるのも考えものなんです。 ブログなんて、ここ数年でライバルが増えすぎて、レッドオーシャンですから。
副業って聞くとまず始めるのがブログだからな
それ。
さて、今の結衣のVtuber事業のSWOT分析をしてみますね!
VtuberをSWOT分析してみる
![VtuberをSWOT分析してみる](https://www.lonely-trekking.com/img/post/vtuber-swot/vtuber-swot07.jpg)
強み
まず、結衣の強みってなんでしょうね? やっぱり……美少女ってところよね♫
おい、真面目にやれ
はい。強みを考えるときは「コアコンピタンス」を考えると良いです。
「コアコンピタンス」って?
コアコンピタンス
耐久性……。24時間ライブ配信しよっか?
いや……、それは違うかな……。
Vtuberだと、「模倣可能性」と「耐久性」が大事だと思っています。 その2つを、個人的な解釈を入れながら解説していきますね。
模倣可能性とは、他人が真似できないことです。
「他人による模倣の可能性が低いこと」、「他人ががその分野で自分に追いつくことは困難なこと」を考えると良いですよ。
例えば、…そうですね。
24時間配信かな?
まぁ、難しいよね。徹夜できる人ってそうそういませんし。
Vtuberなら、「声の可愛さ・かっこよさ」、「トークのうまさ」、「歌のうまさ」、「美少女」ってところですかね。 最近は、「英語が喋れる」「絵がうまい」ってのも増えてきました。
あと、大きいと思っているのは、中の人のキャラクターです。 趣味や経験、思考回路なんかが、そうでしょうか?
性癖も?
それそれ。性癖人狼が流行ったよね。 って、「なんでやねん!」
経験は特に大きいんじゃないかな、って思っています。
経験が他人と被ることは、ほぼありませんから。 自分を最大限にブランディングしていかないとね。
耐久性は、「短期間で強みが消滅せず、長期にわたって他社の追随を許さない競争的優位性を保つことができるか」という視点です。
短期的な企画で強みを生かしても、続かないと意味が無いんですよね。
例えば、資金力があるVtuberが居たとしましょう。 お金にものを言わせてプレゼント企画して、人を集めたとしましょうよ。
成金ビジネスだな。
でもそれって、資金的にずっとは続かないですよね? それに肝心の動画の内容を見てくれる可能性は低いです。
前澤さんの悪口はそこまでだ。
おっと失礼。 言いたいことは、長期的に優位に立てるようにしようって話です。
結衣のコアコンピタンス
![Vtuberのコアコンピタンス](https://www.lonely-trekking.com/img/post/vtuber-swot/vtuber-swot08.jpg)
一番の差別化は「ブロガー・アフィリエイター」ってところですかね。
結構いるよね
それな。 検索アルゴリズムの関係で、みんなSNS系の集客に走っているからね。
ただ、ブログのファンからVに来てくれている子もいるので、初動は他の子よりも早かったです。
長期的視点と耐久性なし。
ぐぬぬ。
ただ、文字を使った集客なら得意だよ。 タイトルやツイートにはコピーライティングのスキルを使っているからね。
普通の方よりは、クリック率・CTRは高めに出ているはずです。 表示さえされれば、クリックさせて見せますよ!
表示されないけどな
おい、やめろ。
あとは、「登山」と「バイク」が好きってところですかね。 アウトドア系のVtuberは少ないから、差別化できそうです。
ターゲット層がかぶりにくいですから。
登山系は、25歳以降がメインターゲットになるので、他のVtuberの子達とは違った路線を目指せるかなと。
Vtuberの視聴年齢って10代後半から20代前半だからね。
ゲーム実況をやらないで、登山動画を出している理由?
いや、リアルタイムの会話が、コミュ障全力なだけです。
あとは…そうですね。
講座系が多めですね。
こちらも、ゲーム系が多いVtuberと差別化できるかなって思っています。 それに、検索される可能性が高いんですよねー。
他のチャンネルでは、Google検索からの流入がメインとなっている動画もあります。
狙うならここなんですよ。
検索表示の暴力は、ブログをやっている方なら、想像できるかと……。
無料で毎日流入が増えるよね。
それ。
いっときは検索上位にいて、文字通りトップブロガーしていました。 ファンがつきにくいって欠点はありますが、PVと収入を考えたら強いんですよね。
強みを端的に言えば、ブログの戦略転用と、中の人のキャラを武器にしています。
次は弱みですね。
弱み
![Vtuberの弱み](https://www.lonely-trekking.com/img/post/vtuber-swot/vtuber-swot09.jpg)
ちょっとありすぎますね。
まず、更新頻度が低いです。社畜しているからね。仕方ないよね。
「ゲーム配信とライブ」が苦手ってのもあります。やるゲームが一人遊びの延長線が多いんですよ。
配信映えしないんですよね。
それに、良く噛みます。 今挙げてる動画達って、3回くらい取り直しをしているんですよー。
コミュ障?
知ってるよ!自覚しているよ!
それに、それに、歌ってみたもキツイです。
音痴ですので…。どのくらいかというと……。
音楽のペーパーテストで99点取ったのに、評定3でしたからね。
音痴過ぎた?
うっせ。
機会と驚異
![Vtuberの市場](https://www.lonely-trekking.com/img/post/vtuber-swot/vtuber-swot10.jpg)
次は「機会」と「驚異」を見てみましょう!市場を考えるのが良いかな?
だから、2つまとめて分析しますね。
Vtuberの視聴者層は、「10代後半~30代前半の男性」が多いです。
手持ちのデータによると、Vtuberの認知度は10代後半男性が70%、20代前半男性が56.7%でした。30代以降は40%を切っています。
よく見られている動画は「自己紹介」が35.5%ですね。チャンネル登録をするかどうか、「自己紹介」で判断しているのでしょう。
そして、「ライブ配信」が19.2%を占めていて、なかでもVtuber同士のコラボ配信が人気です。やっぱり、ライブ配信強いですよね。
ライブ配信やらないのもったいないのでは?
それな。コミュ障は生きづらい。
続いて、「ゲーム実況」が13.5%になります。一気に再生数が下がりますね。 編集動画ありきだと思っていたのですが、ちょっと予想外でした。
さらに「歌ってみた・弾いてみた」が9.9%、「講座」が2.8%です。
講座系少ないんだな。
まぁ、Vtuberの視聴目的は娯楽だからね。ビジネス系Vtuberとはちょっと違うから。
総括すると、「男性が多く、ライブ配信が強い」ってことですね。
王道を行くなら、「女性のアバターで、ゲーム実況ライブ配信する」のが良いんでしょうね。
この記事を読んでいるみんなは、気がついているでしょうけど……。
ただ、最近の「にじさんじ」のイベントは、男女比6:4でした。 男性Vtuberも市民権を獲得している気がします。
ブロガーとしての視点ですが、女性のファンは収益率が高く出ますよ。
黒い話!
まぁまぁ。男性Vtuberは数での勝負でなく、質での勝負ができそうですね。
![Vtuberの市場2](https://www.lonely-trekking.com/img/post/vtuber-swot/vtuber-swot11.jpg)
さて、これからのVtuber市場ですが、どうなるんでしょうね? 皆さんはどう、予想しますか?
結衣は、伸びると断言しますね。
家での時間が増加しているじゃないですか。より、家で生活するようになっているんです。
コロナのときは、ブログのPVは爆発していたんですよね。
テレワをしながら、ライブ配信を見るなんて、働き方をしている方も、増えるのでは無いでしょうか?
5Gの発達も大きいです。 動画のダウンロードがより高速になります。
通勤時間に動画をダウンロードしながら、見ることも増えるでしょう。
コンテンツだし、飽きられるんじゃない?
いや、ゲーム実況って何年続いているんだって…
ちょっと嫌な予感がしているのが、国のプラットフォーム規制です。 米国がTickTockを禁止したのは、痛いニュースでした。
ファンをプラットフォーム間で動かすのって、ものすごく難しいです。
ユーザーは一つのプラットフォームで完結したいんですよ。Twitterからブログに流入させるのって、すごく難しいですからね。
もし、メインで使用しているプラットフォームが禁止されたら、積み上げがリセットされる可能性すらあります。
競合も見てみましょうか。
たくさんいすぎ。ですね。
1万人超えているらしいですよ。
やばいな。
ブロガー界隈と比べたらマシな方ですが……。
ただ、Vtuberの場合は、配信プラットフォームが多様化しているのが良いです。 イリアム、showroom、TickTockと分散しているので、まだ、そこまで激しい戦いとはなっていないと思います。
ジャンル別で分けてみると「ゲーム系」「歌ってみたと」どれも芸能人と勝負するような世界になってきました。
やばいですね!
では、この市場から、戦略を考えていきましょう。
SWOT分析から戦略を練り直す。
![SWOT分析から戦略を練る](https://www.lonely-trekking.com/img/post/vtuber-swot/vtuber-swot12.jpg)
SWOT分析はSとWをOとTに掛け合わせて、戦略を明確化します。
強みを市場に活かすとどのような戦略が取れるのか? 弱みを市場で隠すにはどのような戦略が取れるのか?
それぞれ考えることができるんです。
Vtuberの戦略をSWOT分析から考える
![私のVtuberをSWOT分析してみる](https://www.lonely-trekking.com/img/post/vtuber-swot/vtuber-swot13.jpg)
それぞれの分析結果を羅列しておきますね。
この時点でダメでは?……。
まぁまぁ、では掛け算して見てみますね。 機会と脅威はまとめたほうが分析しやすいので、まとめて考えます!
強み×(機会+脅威)
まずは強みと機会を掛け算してみましょう!
あれ?おかしいな? 噛み合っているところが無いのだが……。
知ってた。
唯一恩恵を受けられるのは 「Vtuber市場は成長する」ってところだけですね。
Vtuberってだけで、フォロー・チャンネル登録をしてくれるユーザーが出てくるはずです。 ってか、現れ始めましたね。
Twitterのハッシュタグを有効活用させてもらいます。
あと、登山動画と講座系動画で、本来Vtuberを見る層以外にアプローチできます。
これが基本戦略ですね。
登山動画をみる層に、Vtuberの可愛さアピールができるんですよ。
市場開拓だな
そうですね。
実際に、SNSの運営は「Vtuber」「登山・バイク」「ブログ」「イラスト」を軸にしています。
フォロワー数が半年で6千人くらいなので、順調に開拓中です。
自分で言うのもなんですけど、バイク乗りから、「Vtuber追っかけ」にシフトさせた数なら負ける気がしないです。
実際にYouTubeのデータも、本来Vtuberを見ない層にアプローチがかかっていることがわかります。30代以降が多いんですよ!
![YouTubeのデータ](https://www.lonely-trekking.com/img/post/vtuber-swot/vtuber-swot14.jpg)
狙い通りではありますね。これで競合の多さを回避しています。
もっとここを強化するつもりでいて、モトブログ的な要素も追加していこうかと考えています。
それに、Vtuber×ブログ×Twitterなら、おそらく私に勝てる人はそうそういないです。
だから、かなり難しいですが、プラットフォーム間の移動を考えています。
この記事を見ているみんなが、チャンネル登録してくれれば、結衣のメンタルも安定するんだけどなー
あと、講座系が再生されないってのが痛いですね。純粋なVtuberファンをチャンネル登録をさせ辛いってことですから。
ってかこれは、今回、この記事を書いていて初めて知りました。
WEBマーケッター破れたり
うっせ。弘法にも筆の誤りはあります。
もともと、検索される動画をテーマに作っていたのですが……。
Vtuberファンが興味を引く内容にしないと行けないかも知れませんね。
例えば?
「女性Vtuberとs○xする方法」とかどうよ?
アウトだよ!
弱みと市場を書けるとどうなるか見てみましょうか?
弱み×(機会+脅威)
Vtuberで再生されやすい「ライブ配信」と「歌ってみた」を封印しているのが厳しいですね。
苦戦している理由なんです!
ライブ配信しないとだめかな? やったとしても、ネタが無いのが厳しいんですよねー。
「イラスト作業」「音読」配信くらいしかできないですし。
ってか、ライブは、コメントを拾ってくれるから、承認欲求が満たされるわけでして。
アドリブ返すのが苦手な人にやらせたら行けないと思うのですが……。
コミュ障ってことだね
知ってるよ、自覚しているよ!
これらを覆すとすると、頑張ってゲーム系の収録動画を作るくらいですね。
まとめ
![今後のVtuber方針](https://www.lonely-trekking.com/img/post/vtuber-swot/vtuber-swot15.jpg)
Vtuberで伸びないと思ったら、SWOT分析で客観的に見ると良いかも知れません。
まずは強み、弱み、機会、脅威を書き出す。
強みはコアコンピタンスを考えて書き出すと良い。 真似できないもの、優位に立ち続けられることを考える。
SWOTが書き出せたら、SとWをOとTに掛け算して、戦略を見直します。
今回の分析の結果、
結衣のVtuberの場合は、王道でないユーザー層を集める方針にしています。
だから、バイク系の話も追加して、更に強化するつもり。
強みのクロスプラットフォームも最大限に活かそうと考えています。
気が向いたら、ゲーム動画も出そうかな?
弱みはライブ配信と歌ってみたをやっていない事。 だから、強みを生かして、少しは緩和できるように動けたらなって考えています。
みなさんも、伸びないなって感じたら、もう一度戦略を見直してみてはいかがでしょうか?