高校からの勉強法は?スタイルと受験を意識した1つの正解

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2020年 8月 9日  2018年 12月 31日

高校からの勉強法は?スタイルと受験を意識した1つの正解

高校デビューしたから勉強に力を入れよう!

気合十分ですか?

せっかくなので、元教師の私から効率的な戦略を紹介しますね。

また、

「なぜ、塾は英語・数学のみのところが多いのか?」

と言う質問の答えにもなります。

入試を見据えて勉強をしよう。

高校生活って忙しいですよね。

部活に力を入れてみたり、バイトをしてみたり。

アニメみたいにバンドを組んでみたり。

時間がないのはもちろんのこと。

勉強はいきなり難しくなります。

小学校のときのように全ての教科に力を入れるなんて出来ません。

だからといって落ちこぼれるのは嫌ですよね?

そこで戦略を使って効率的に勉強する方法を紹介します!

あ、

高校・大学受験を意識した勉強法です。

人によっては、全く当てはまらないので注意してください。

まずは

あなたの勉強のスタイルによって戦略を組み立ててみましょう。

中学時代に一番得意だった教科を思い出してください。

あなたはどちらが得意でしたか?

A 理科、社会、技術・家庭
B 数学・英語

Aを選んだ方

残念ながら大学の一般入試で戦うのは厳しいです。

言い方は悪いですが、あなたは真面目で暗記が得意なのです。

まぁ、仕事をし始めたらこれが大切なんだけどね。

ですが、悲観することはありません。

最近は救済処置として「推薦入試」があります。

中でも指定校推薦を確保することを意識してください。

定期テストでは、暗記でなんとかなる教科に全力を注ぎ、平常点を上げます。

そうすれば、3年の1学期には推薦がもらえ、

実力相応の大学にいけますよ。

特殊な事例ですが、

平常点がインフレしている学校は(クラスの評定が4超えている場合)

Bの戦略をおすすめします。

なぜなら、学校の実績を上げるために、推薦を出さない学校の可能性が高いからです。

(地方の私立など人数が多いところはこの傾向があります。)

Bを選んだ方

ワンチャンありますよ!

うまく戦略を組めれば、自分の高校からは考えられない大学に進学できる

可能性があります。

あなたの場合は、受験で最も武器に成る「数学・英語」を軸にした一般受験がオススメ。

なぜ「数学・英語」が受験に有利なのか?

詳しい戦略は下記に続きます。

受験教科は大きく2種類に分けることができる

受験教科は大きく2種類

受験で使う教科は、大きく2種類に分けることができます。

一つは「横並び教科」、一つは「積み重ね教科」です。

横並び教科 日本史、世界史、倫理、政治経済、化学の無機有機分野、生物
積み重ね教科 英語 数学 物理 化学の理論分野

あっ、

この分け方がしっくり来た方は読まなくても大丈夫です。

ぜひ周りの方にも教えてあげてください。

受験に有利?「横並び教科」の特徴

好きな教科はどちらにありました?

ほぼすべての方が好きな教科は「横並び教科」だと思います。

何故かと言うと、「横並び教科」は短時間で良い点を取れるからです。

社会系の教科には心当たりがあるのでは無いでしょうか?

定期テスト前に一夜漬けをしたら80点を超えたなんてことが!

しかも、

テストがうまく行かなかった理由も簡単です。

「知らなかった。覚えていなかった」

だったら覚え直せば次のテストではうまくいきます。

さらに、次の単元に行けば、今までの知識は使いません。

また覚え直せば良いのです。

例えば、平安時代の知識を使って、近代の歴史の問題を解くことは、殆どありません。

中学理科なんてその典型でしょう。

化学をやったと思ったら、天気をやり、物理をやる。

関連性がありません。

天気で点が取れなかったから、次の電気も点が取れないなんてことはありません。

暗記でどうにかなります。

暗記でどうにかなる

受験に有利?「積み重ね教科」の特徴

積み重ね教科が好きな方はほとんど居ないと思います。

理由は「点が取れないから」。

定期テスト前の一夜漬けでなんとかなる方は稀です。

1次方程式ができないのに、連立方程式を暗記だけでできますか?

出来ないですよね!

そして、テストで不正解になったしまった理由は「知らなかった」だけでなく、

解けなかった・閃かなかった」が発生します。

あっ、

「ミスした」ってのもありますね。

練習問題ではできていたのに、試験本番ではケアレスミス。

点数に繋がらなかった悔しい経験なんて誰しもあると思います。

さらに、これが、入試や模試だと話は深刻です。

今までの知識が相互関係をもって訊いてくるのです。

例えば、

空間ベクトルは平面ベクトルの知識がないと解けません。

平面ベクトルは平面図形の知識がないと解けません。

式ができたとしても、

分数の連立方程式が解けないと正解にたどり着けません。

このように全ての単元が影響しあって襲い掛かってきます。

数学は全ての積み重ね

関連性があるために、一つでも出来ないことがあると、点数が取れなくなってしまいます。

数学は積み重ね教科

「積み重ね教科」と「横並び教科」、受験に有利なのは?

「横並び教科」と「積み重ね教科」の特徴を見てみました。

どちらが受験に有利なのかわかりますか?

答えはご想像の通り、「数学・英語」積み重ね教科です。

理由としては次の3点。

「積み重ね教科」は受験教科として使える可能性が高い、

有利な点は受験教科として必須になるところが多い点ですね。

スタンダードな大学受験スタイルは

文系 英語・国語・日本史
理系 英語・数学・理科

です。

理科と社会だけの受験なんて聞いたこと無いでしょ?

他にも

特殊な受験スタイルとして「英語・数学の単教科受験」で使われていることもあります。

理科・社会単教科受験をする大学もあるにはあるのですが、大学のランクが低くなります。

それに、

その教科だけの対策をするだけでは、落ちたときのリスクが高くなります。

他の大学の受験対策がしにくいのです。

私立高校入試でも、英数国の3教科となっている所が多いです。

そういうことですね。どうしても積み重ね教科が受験科目として入って来てしまいます。

特に、最近では英語偏重の傾向が強くなっていますね。

英語の外部テストを導入したり、スピーキングが受験科目に入ったり。

英語をマスターしてさえいれば、大学受験は苦痛にならない時代なのかもしれません。

(個人的には英語より数学のほうが価値があるともうんだけど…

まぁ英語は才能関係ないですからね。)

また、受験のみに限らず、就職試験でも英語・数学の独自テストが行われます。

私が受けた大手一般企業(子供用品とか)でも、

SPIだけでなく、

英語・数学の独自テストを行うところが多かった印象があります。

あるバレーボールチームに所属する9人の選手をスターティングメンバー6人と補欠3人に分ける時スターティングメンバーの選び方は[84反転で答え]通り

(SPI3)

受験に有利な「積み重ね教科」は点数が開きやすい

次に有利な点は、点数差が開きやすいところです。

「横並び教科」は「知ってるか」「知らないか」で点数が開きますよね?

しかし、積み重ね教科の場合は「できない。解けない」が追加されるのです。

どちらが点数差が開きやすいのかは明らかですよね?

入試では、各受験生より1点でも点が上なら合格できます。

点数差が開かない所に注力しても、合格につながりません。

いままで、いろいろな生徒を見てきましたが、最後に笑うのは理科だけが特化してできる生徒ではなく、数学できるけど、理科はそこそこ。という生徒です。

傾斜配点があるから「積み重ね教科」は受験に有利

大学によって英語・数学の点数に色を付けることもあります。

例えば

慶応の理工学部は 英語と数学の点数をそれぞれ1.5倍して、算出します。

英語と数学の2点差は3点差に化けるのです。

一点を争う入試ではこれはとても貴重ですよね。

暗記教科にペナルティを与える大学も存在します。

東大のセンター試験は社会と理科の点数を半分にして計算していると噂が立っています。

参考

慶応理工学部 数学1.5倍 英語1.5倍 理科1倍
明治 英語2倍 国語1.5倍 社会1倍

受験に有利な「積み重ね教科」はスパイラル学習するしか無い

スパイラル学習と言うものを聞いたことがありますか?

現在、日本の教育カリキュラムの根底にある理論です。

一つの内容を難易度によって細分化し、学年や発達段階によって、学習する内容を難しくしていきます。

就職試験にもよく出る式の展開で考えてみましょう。

スパイラル学習

このように小学生で足し算や掛け算の基本的な計算を学び、

中学生で文字式の操作と簡単な展開公式を学習し、

高校になってようやく3乗の展開を習得することになります。

毎年学年が上がるごとに、

発達段階が上がるごとに難しいことをやっていくのがわかりますでしょうか?

知識次々と深めていく・積み重ねていく、「積み重ね教科の典型例です。

しかも、

文字式の計算に関しては、各学年の1学期に行います。

普通の学校に通われていた方は、

「4月になると計算ばかりやらされたなー」

と感じるでしょう。

毎年同じような内容をやることになるので、強制的に今までやってきたことを思い出します。

記憶に定着させるには、繰り返しやることが一番ですから。

これはスパイラル学習のメリットでもあります。

さて、ここで問題にするのは、去年の内容が習得できなかった方です。

文字式の計算ができないのに、3乗の展開できますか?

公式を使って展開ができないのに因数分解できますか?(2次方程式でできるけど…)

学校の先生によっては、ある程度までは戻って去年の内容を教えてくれるでしょうが、

集団を扱っている関係で細かなケアはできません。

去年つまずいた生徒は「積み重ね教科」の性質上、置いていかざる負えないのです。

土台ができていない積み木には積み重ねることができません。

数学が苦手な方たちは思い当たるフシがあるのではないでしょうか。

ある一定の時期を境に急にできなくなったことが!

小学6年・中1の壁なって言われたりもしますね。

そこから先の学習を習得していくには

躓いた部分を学習し直さなければ次に進むことができないのです。

今の学校にそのような時間と力はあるでしょうか?

そこは教師との個人的なつながりを持つか、親や友達、家庭教師に頼るしか無いのです。

受験を意識した、たった1つの勉強法

では本題に入りましょう!

高校から受験を意識した勉強の仕方は一つです。

ひたすら「積み重ね教科」を勉強してください。

日々の勉強は「英語」と「数学」のみです。

「横並び教科」は捨てるの?

いや、

定期試験が近づいてきたら、

「横並び教科」を勉強してください。

極論を言えば、「横並び教科」は直前の1夜漬けで十分です。

それに

定期的に思い出すようなトレーニングをしない限り、「横並び教科」の内容は絶対に忘れます。

もし、

指定校推薦や公募推薦を考えているのなら、試験前の「横並び教科」の勉強時間を増やしてください。

「横並び教科」は掛けた時間に比例するように伸びる教科です。

内申点を稼ぐには最も相性が良いのです。

推薦を考えるなら横並び教科を強化する

まとめ

英語・数学に代表される「積み重ね教科」は

・点数が取りにくい。

・間違いは「できなかった」が存在する。

・受験教科として使える

・点数差が開きやすい

・傾斜配点がある。

・一度躓くと挽回しにくい。

当サイトに訪れている方は何かしらの勉強に対する不安を抱えているのかと思います。

もし

「頑張っているのに成績が上がらない」

と悩んでいらっしゃるのなら、それは「積み重ね教科」の「積み重ね」が出来ていないの可能性があります。

そのままでは何をやっても点数は伸びてきません。

学力を本気で伸ばそうと考えていますか?

積み重ねる土台が出来ていなければ、

いろいろな勉強法を試しても無駄です。

他人の力を借りたくない方には向きませんが、本気で良い人生を歩もうとしているのなら、躓いているところからケアしてくれる先生が必要です。

親・家族・友達・学校の先生と個人的な繋がりを持って、

受験に挑みましょう!