「萌」が書きたくて、イラスト趣味を始めていました。
20代から月1ペースくらいで書き続けてどうなったのか?
当時、どのように考えて描いていたのか?
日記を元にまとめてみました。
どのくらいイラストが上達したのか?

とりあえず私が描き始めたときから、
最近描いたものを並べてみます。
まだまだだと思ってるし、Pixivでもそんな高評価を得ていません。
ですが、それでも自分の中ではかなり成長できたと思っています。
所詮趣味なんて自己満足だしね。
改めて見るとツッコミ入れたくなりますね。
「ホントにWEBデザイナーやってた人のイラストかよ!」
(コーディングとティレクターメインだったから……)
ほんとひでーな
イラスト上達? の過程を紹介してみる
「デッサンなんてしたくねぇ、私は萌を描きたいんだ!」
ってことで、20代から月1程度の頻度で、イラストを描いていました。
世間一般の上達ブログに比べたら見劣りしますが、恥を承知で晒してみます。
今からイラスト趣味をやりたい人の参考になれば……
イラスト上達への道 イラスト初心者~1年

イラスト描けたらサイト作るときに便利かなーって思って書き始めました。
この頃は、
「紙に描く」→「スキャナで読み込む」→「安いペンタブとPixiaで塗る」って流れです。
この時はキレイに線が描けなくて、ぼかしてひたすら誤魔化していましたね。
構図も髪とか布とか無理やりかぶせて、輪郭を誤魔化すように仕向けていました。
当時のイラストの勉強方法は「模写」です。
模写でイラスト勉強
賛否両論ありますが、私は「模写から入ってよかったかな?」って思っています。
デッサンなんかしても続かないですよ!
美大に入るとか目標がしっかりしている人は別ですよ。
ただ「Twitterで承認欲求を得たい」とか、「なんとなく描いてみたいな」って方じゃ苦行です。
模写する対象は様々でしたね。
好きなキャラクターもあれば、
イラストのポーズ集で気に入ったキャラクターを描いたりしていました。
イラスト上達サイトで勉強
初心者が一番最初に通る関門ですね。
既存の技術を攻略Wiki無しで挑むのは馬鹿げでいます。
最初に目を通したのは、
有名な「人を描くのって楽しいね」。
こちらのサイトを一通り読んでから、模写をすると理解度が全然違います。
「アタリ」を描いてから細部を描き始める方法を初めて知りました。
今では積極的に使う技術になっています。
あとは……
適当に探せば出てくるメイキングサイトをダラダラと読んでいました。
こちらでは主にデジタルイラストの描き方を中心に勉強していました。
正直言うと「レイヤーの使い方」くらいしか理解出来ていません。
レベル高すぎなんだよ!
もうね。
描いている人と見えている世界が違いすぎる。
前述の「輪郭隠す」や「ぼかして誤魔化す」はこの辺の入れ知恵です。
イラスト上達のために読んだ本
メイキング系の本
イラスト上達のために読んでためになったのは、
「いとうのいぢ ゲームキャラクターデザインワークス+ドローイングDVD」です。
当時、いとうのいぢ好きだったんですよねー。
中でも良かったのはメイキング動画がついていたこと。
今では「youtubeで簡単にメイキング動画見れますね」
いい時代になったものです。
構図の勉強に使った本
私の場合、イラストを初めた理由が「萌え」を描きたいだったので、
いきなりリアルなポーズ集で描くのはハードルが高く感じていました。
そこで、「マンガ・イラスト+アタリ」の本を購入し、模写です。
中でも重宝したのは、「戦う! 和風武器イラストポーズ集」ですね。
もともと刀剣などが好きだったので、このポーズ集の模写は意欲を上げる効果もありました。
好きなイラストを模写するのが一番です。
イラスト上達への道 1年から2年

この時のイラストはこんな感じ。
リスペクト、てぃんくる先生です。
この頃の大きな変化はペンタブで下絵を書き始めたことです。
イラスト上達のためにベクターソフトを使い始めた
まぁ、簡単に言うとSAI買いました。
「下手の道具調べ」と言いますが、道具に拘るのは大切ですね。
一番の大きな変化は
「気に入るまでベクターを弄ることが出来る」
ってところです。
いろいろと試行錯誤して、線をいじっていると、立体に見えるパターンや可愛く見えるパターンを覚えていけました。
多分、絵の上達って
「パターン学習の積み重ね」
なのでしょうね!?
反省点 細部に拘るようになってしまった
こちらは反省点です。
当時、てぃんくる先生をリスペクトしていたので、
髪を細かく描いたり、フリルやレースを細かく描いたりしていました。
萌え絵って3割が髪で、髪さえキレイにかければそれらしくなりますからね。
ですが、反省です。
何が行けなかったかって……時間がかかりすぎ!
1枚描くだけで2日は使っていますからね……。
勢いで描けなくなり、月1のペースも落ちました……。
まだ、全体の輪郭すらはっきりしない段階で、細かく描くことに意識を向けすぎると、
「場数を踏めません」
この年は劇的にイラストを描くペースが落ちていました。
あと……てぃんくるリスペクトしすぎて正面しか描けなくなった。
イラスト上達への道 2年~4年

2年目が効率悪すぎたので、発想を転換し、「アニメ塗り+エッジぼかし+ハイライト」で描いていくことにしました。
「ギャルゲ塗り」って言うのかな?
アニメ塗りで時間効率を意識する
普通のペンツールで塗った後、さっと弱い消しゴムをかけるだけで色塗りを済ますことにしました。
pixivでも上位の方はアニメ塗りが多いしね。
やってみると
かなり難しいです!
ぼかしで誤魔化しが効かないぶん、
的確な位置に影を入れていかないといけませんからね。
脳内でレンダリングしている気分になります。
「ギャルゲ塗り」のおかげで数をこなすことが出来る様になり、
画力が上がってきた気がします。
道具を選び直して更に時間効率を意識する
たまたまペンタブが壊れて、新しいものに切り替えました。
princetonからintuosですよ!
下手の道具調べと言いますが、
ここまで描き心地が変わるとは思いませんでした!
線が1発で決まる確率が上がったんです!
これだけで、「CTRL+Z」を押す機会が減り、時間効率がアップしましたよ!
あと、G13を導入しました!
これもショートカットを効果的に使える様になり、時間短縮に役立っています。
社会人ってすごいね。
時間は金で買うものです。
さらに、複数のソフトを経由する時間を減らすため、オールマイティーな性能を持つ、クリップスタジオpro(安い方)を購入しました。
(後にグレードアップした)
線画を描く効率が上がり、かなり時間短縮につながりましたね。

あたりに時間を取られないようにする

さらに、
アタリを試行錯誤する時間も節約しました。
デザインドールを導入です。
細かい筋肉などを描くときには向きませんが、構図のバランス取りなんかに重宝しています。
デザインドールの導入で3Dにも強くなったのも大きいですね。
何が良かったって影を意識しやすくなりました。
ホントにこれはすごい効果です。今まではぺたんこのイラストに「影という模様」を付けているような感じでしたが、
今では
少し立体的になってきた気がします。
4年目から5年目
あー、ついに5年目ですよ……。
このときに手を出し始めたのが、Live2Dです。
いや、Vtuberやってみたくなりましてね……。
実際の手順はこちらです。
得られたものは、細かいパーツわけと、立体を少しだけ意識するようになったことです。
Live2Dって細かくパーツ分けると、それぞれに揺れ設定ができるようになって、一気にクオリティが上がるんですよ!
だから、パーツを重ねてごまかすって手法が使えなくなりました。
それぞれのパーツを意識して描いています。
アニメ塗りと、流行りの配色にも対応しました。

パステル調の配色にして、流行りの描き方にしています。
あと、さらに、さらに、時間効率を求めるようになりました!
液晶タブレットの導入です!
いやーすごいですね!「ctrl + z」で戻ることが、かなり少なくなりました!
そして、リアルでの描き方をエミュレートできるようになっています!
リアルで描くときは、線の太さを筆圧だけでコントロールできません。
なので、細かい線を重ねて太くしています。
その、細い先を重ねた描き方が、液晶タブレットならできるのです!
おかげで、表現の幅が広がりました!

画風が二刀流になっています。
効率重視のアニメ塗りと、てぃんくるリスペクトのギャルゲ塗りですね。
イラスト上達のために今やっていること
今現在も試行錯誤中です。
今やっていることや、やってみたいことをメモ代わりに書いてみますね。
リアルを参考にする
いくら萌えを描きたいと行っても
2次元だけを参考にしていては限界があります。
特に「背景」と「筋肉」
自然のランダム性は現物見ないとそれらしく見えません。
筋肉に関してはデザインドールでの限界を感じています。
私がメインで描いているのは女の子です。
なので
筋肉が無くてもそれらしく見えるのですが、
「エ○さ」ってやっぱ人体の曲線にでると思うんですよね。
仕方なく、リアルのポーズ集買いました。
3次元は下品
おいやめろ。
元のキャラに似せるようにする。
いまさら?
って感じですが、上手く行っていません。
元のキャラに似せられればPixivなどで「いいね」が貰いやすいのにね。
絶対モチベアップにもつながりますよ!
こちらは脳の作りが大きく関わるらしいので
一朝一夕には行かないと思います。
ですが、挑んでいかないと行けない課題ですよね。
書きたいように描く
ちょっと矛盾していますが、これが大事なのかなと。
あまり立体的に描いても……可愛くないんですよね……。
特に2次元イラストの場合は、そもそも立体的に描くのが難しいです。
今更ですが、可愛ければ良いので、そこまで上手さを求める必要も無いのかなと思っています。
最後に、イラスト上達を目指すなら
このページを観ている方は同志だと思います。
私のイラスト道の反省点は
「数をこなせないことでした。」
特に停滞期であった2年目は
イラストがなかなか上手くならず、いろいろと構図を変えて練習しても上達しない状態でした。
「このまま下手なままなのでは?」と自分の能力を疑いもしました。
いつかPixivでデイリー1位取ってみたいんですけどね……。
ですが描くペースが遅いとなかなか上達しません。
しかし、
道具を揃えれば、時間短縮につながり、手数での練習が出来たりします。
自力でなんとかしたい人には合わないかもしれませんが、何としてでもイラストがうまくなりたい方は
道具に頼るのもありだと思います。
