前回の記事では、静的サイトジェネレーターのメリット・デメリットについて書いてみました。
今回は具体的にどんなアフィリエイト戦略に向いているのか語っていきますね。
静的ジェネレーターが得意なアフィリエイト戦略
静的ジェネレーターサイトのメリットは「硬い」「速い」「安い」です。
そして、
デメリットは「コメント機能」「お気に入り登録機能」「画像挿入に一手間いる」ことです。
これらを踏まえて、
静的ジェネレーターで作ったアフィリエイトサイトが向いている戦略を語りますね!
・1~500ページの小規模サイト
・更新頻度が低めなブログ・管理人が飽きやすいブログ
・コーポレートサイトやPRサイト
羅列して思ったんですが、
すごく、2015年代のペラサイト(*1)をSIRIUS(*2)で大量展開してた戦略と似ています。
ルレア(*3)的な・・・
それぞれ詳しく見ていきます。
*1 ペラサイト:小規模なサイトを大量展開して稼ぐ手法h1タグが強かった時代の戦略
*2 SIRIUS:被リンク至上主義のときに発展したサイト作成ツール。HTMLを作る仕組みなので、究極的には静的ジェネレーターと同じコンセプト
*3 ルレア:ペラサイト大量展開を謳った情報商材
1~500ページの小規模サイト
コンテンツの多いサイトは苦手
かんたんに言うと、「トレンドサイトやまとめサイトは向いていないよ」ってとこですかね。
コンテンツの管理が少々苦手です。
SNSチックなサイトは記事数とコメントありきなので・・・。
このタイプのサイトは、おとなしくデータベースを絡めたサイトを作ったほうが良いです。
高性能なエディタを使うことで管理機能のカバーは可能
静的ジェネレーターサイトでも、1~500ページ程度ならば、VSCode(*1)などを使うことで、ある程度はカバーできます。
むしろ、記事間の検索(*2)や、記事間の文字の置換などの対応なら、WordPressを超えるかもしれません。
そういった管理できる小規模のサイトの横展開に向いています。
セキュリティ面が硬めなので、ある程度の放置にも対応できますしね。
*1 VSCode:優秀なエディタ VSCode
*2 記事間の検索:グレップ検索って言うかも・・・VSCodeではCtrlShiftF
SEO集客について
SEOに関して言えば、今現在では、大量の記事が入った企業サイトが強い傾向があります。
未だにキュレーションサイトなんかが上位に来ますから。
ひとまず、大規模サイトとの勝負は捨てるとしましょう。
ただ、速さなら静的ジェネレーターサイトはトップクラスですので、高いユーザビリティを確保できます。
個人サイトを倒すだけなら十分の戦力を期待できます。
古いかもしれませんが、小規模サイトの横展開が強いです!
更新頻度が低めなブログ
静的ジェネレーターはSIRIUSと違って、日付管理ができるのが良いところです。
よく検索に上がってくる「SIRIUSでブログしたいんだけど・・・」の最適解の一つは
「静的ジェネレーター使え」ですね。
セキュリティー的に放置に強い
静的ジェネレーターのメリットの一つは、セキュリティーが硬いことです。
つまり、ある程度放置していても、クラックされるリスクは少ないんです。
こんな経験がありました。
WordPressで運用していたゲームブログがありました。
WordPress自体は自動更新されます。
ですがプラグインの更新はされません
そこからいじくり回されて・・・
\(^o^)/飛んだ
月収5000円程度のサイトですがパーです!
こういった事故もネットビジネスあるあるなので、硬いことは良いことです。
コスト的に放置に強い
PHPやDBを動かす必要が無いので、広告の出ない無料サーバーにおいておくことができます。
例えば、Firebase(*1)やNetlifly(*2)ですね。
安いサーバーでもそれなりの速さで表示することができるので、コスト面では超優秀です。
そう!、小さい利益を出しているサイトでも、放置で利益が出るかもしれないんです!
月1万PV程度(*3)のサイトでもアドセンス(*4)で月1000円くらい入ります。
サーバー台が500円なら、年間6000円の利益です。
ドメイン代を差し引いも4800円くらい。
小遣い程度には十分じゃありません?
サーバー | 目安価格 |
---|---|
Firebase(*1) | 一定まで無料(上級者向け) Firebase |
Netlifly(*2) | 一定まで無料(上級者向け) netlify |
ColorfulBox | 月額480円(初級者向け) ColorfulBox |
mixhost | 月額880円(中級者向け) mixhost |
*1 googleのサーバー無料枠がある。
*2 静的サイト用に作られたサーバー。無料枠がある。
*3 月1万PV以上:サイト所有者の5%と言われている
*4 アドセンス:GoogleAdsenseのことクリックされると1~100円程度入ってくる
コストの削減は蓄財レースの必勝パターンです!
コーポレートサイト
コーポレートサイトやPRサイトなんかもですかね。
内容がそんなに変わりませんから。
それに、データベースを使った顧客分析も、フロントの技術でまかなえるようになってきました。
ローカルでのテストが楽
ヘッダー・フッターなんかの共通の部品を挿入する場合、
PHPやSSIといった機能を使うか、全てのページに同じHTMLを書く必要があります。
PHPやSSI(*1)は、制約があって、ローカル環境でチェックしにくい欠点があるんですよね。
それにプログラムが走るので、ページ速度が遅くなります。
そこで、Dreamweaver(*2)のテンプレート機能が強力に作用していました。
あれって共通部分をインポートするわけでなく、HTMLで直接書き出すんですよ。
優秀でした。
はい、静的ジェネレーターは同じ原理で共通パーツを全てのHTMLに記載します。
ローカルでのテストが非常にやりやすいのが良いです。
*1 SSI:サーバーサイドインクルードHTMLのパーツを組み込んだりできる
*2 Dreamweaver:Adobeのソフト、一時期はこれが最も優秀なHTMLエディタだった
更新頻度が低いからこそ光る
コーポレートサイトも更新頻度が低めなので、静的ジェネレーターのメリットである「硬い」「安い」が強力に作用します。
「硬さ」と「安さ」には散々語ったのでここでは割愛。
このサイトみたいなPRサイトとも相性抜群です。
静的ジェネレーターが苦手なアフィリエイト戦略
フェアじゃないので静的ジェネレーターでアフィリエイトサイトを作るデメリットも紹介します。
・会員制サイト
・自動化サイト
・記事数が多すぎるサイト
端的に言うと、データベース使うものは論外ってことです。
会員制サイト
認証するのにデーテベースいるからね。
しょうがないね。
おとなしくAngular(*1)やReact(*2)使ってフロント重視のサイト作るとよいです。
たのしいですよ。
*1 Angular:私の最も得意なフロントフレームワーク。Google製。お仕事の以来はお問い合わせから!
*2 React:facebook製のフロントフレームワーク。勉強中。
自動化サイト
データベースぇ。
フロントの技術を極めまくって、記事を引き抜いて来ても良いですが、
現実的じゃないかなって。
記事数が多すぎるサイト
アダルト動画サイトのリンクを3時間毎に更新するようなサイトも苦手です。
予約投稿みたいなことも苦手なので、更新頻度で勝負なサイトは静的ジェネレーターは向いていません。
まとめサイトやキュレーションサイト・トレンドサイトなんかも同様の理由で苦手ですね。
まとめ
どんな道具にも共通していますが、長所と短所が必ずあります。
静的ジェネレーターは小規模なアフィリエイトサイトに向いています。
記事書いて、SEOでニッチに集客して、
記実にクロージングしていく戦略が得意な方には向いているのでは無いでしょうか?
個人ブログやミニサイトでのアフィリエイトに向いています。
私は物販を狙うミニサイトの複数展開が得意ですので、ものすごく相性が良いです。
もし、自身の考えているサイト戦略とあっているなら、実際の執筆の環境から執筆イメージを膨らませてください