暖かくなってきましたね!
私のバイクも冬眠からの復活の儀式を執り行っています。
オイル交換は冬眠前に済ませたので、今回は油差しを紹介しますね!
さて、油差しですが、場所によって適切な油を選ばなければなりません。
そこで、油別にどの部分に使うのか解説します。
腐食性のクレ5-56は絶対に使わない
油といえばまずこれを想像しますよね?
錆びた自転車のメンテナスなんかではさんざんお世話になります。
ですが、バイクの場合は極力使わないでください。
なぜなら、これって金属を少しだけ腐食させて、汚れを取る代物だからです。
短期的に見れば、汚れ落としとして優秀ですよ。
でも、
油が残っていると、金属の寿命を低下させます。
特にチェーンやワイヤーに使うと、思わぬトラブルに繋がり危険です。
バイクメンテの注油は3種

バイク注油3種の神器です。
左からチェーンオイル、グリーススプレー、シリコーンスプレー。
それぞれどこで使うのか解説しますね!
基本のグリース
さて、注油の基本はグリースです。
グリースを使う部分は?
これは人の力で動かす部分に注油すると考えると良いです。
具体的には
目的となる部分に、多いくらいの油を噴射し、
ティシュやウェスで拭き取ります。
そのままでも特に問題ないですが、ホコリやチリをくっつけてしまうので、
汚くなりやすいです。
そして、グリースは可動部をなめらかにするだけでなく、錆止めの効果もあります。
上記で挙げた部分が動かなくなるのは嫌ですよね?
タンデムステップは固まっても問題ない方も居ると思いますが……
(ふふふ、俺はソロだ! )
グリースの選び方は?
使うグリースはシリコングリスを使っておけば間違いないです。
(ホムセン行って一番安いやつ。)
こだわろうと思えば、伝導率挙げるようなグリースや、プラスチックへの使用に特化したものもあります。
でも、マニアの域に行かなければこれでいいかなって?
グリース塗布の頻度は?
基本的にこの注油は1ヶ月に1回ほど行います。
私の場合、青空駐車なんで、グリスの乾燥早いんですよねー。
汎用性抜群シリコーンオイル
こちらは油を入れる空間に流し込まないと行けない場合に使います。
他にもたくさんの使い方があるので、一家に1スプレー缶がオススメです!
シリコーンスプレーを使う部分は?
シリコーンオイルは粘度が低く、細い隙間に入っていきます。
そのため、
に使いましょう!
これだけかって?
いやいや、
にもウェスに染み込ませて軽く塗っておきます。
そうすると簡単なサビ止めとして応用することが出来ますよ!
まさに、一石二鳥!
他にもコスプレのウィッグをサラサラにすることもできます。
(うーんこのブログでは場違いかね? )
シリコーンオイルの選び方は?
今までの経験でいうと、
シリコーンスプレーの性能と値段は比例します。
高いほうが、性能の持ちが良い気がしますね。
なんだかんだで、私はホムセンの安物で落ち着いているのですが……。
シリコーンオイルの使用頻度は?
こちらもグリスと同じく、月1回吹いてあげればいいかなって感じ。
ブレーキとクラッチワイヤーは半年ごとに見ています。
性能が変わるチェーンオイル
今回紹介したいのがこれです。
今までホムセンの自転車用の安物使っていたんですが、臨時収入あって、YAMAHAのチェーンオイル使ってみたんですよね。
そしたら性能が変わること変わること。
ここはケチらないべきですよ!
チェーンオイルの使い方は?
単純にチェーンを真鍮ブラシやウェスでキレイにし、ぶっかけるだけです。
ケチりたいなら、チェーンのコマの部分を標的にスプレーしてください。
そしたら
30分ほど放置して、ウェスで拭き取ります。
私の場合、面倒くさいので、(CB250Fにセンタースタンドがない)
乗り終わったら、少なめの量をかけて、終わりにしています。
高速回転すれば、余計なチェーンオイルは吹き飛んでいくしね!
CB250Fもそうですが、センタースタンドがない車体は、一部にスプレーしたら、1mほど転がして、再びオイルを掛けます。
腕力があるなら少し持ち上げて後輪を回転させるのもありですよ!
(翌日ひどい筋肉痛になりました。)
チェーンオイルの使用頻度は?
ブレーキと同じく生命線ですので、上記の注油と同時に行っています。
つまり、1ヶ月に一回!
YAMAHAチェーンオイルレビュー
ぶっちゃけ
今回書きたかったのがYAMAHAチェーンオイルのレビューです。
いやね、浸透力と粘りの比率が素晴らしいです。
この感動を共有したい。
これに出会う前はホムセンの自転車用の安物を使っていました。
あれって、染み込むんですけど、乾燥するのも早いんですよねー。
本気で作っているオイルって、実はかなり研究されて作られています。
(実際に就活時に新日本油脂見学した時なんか、すごい設備で研究してましたよ!
キャリアめちゃくちゃですが、とりあえず化学系だったりします。)
粘度はもちろんのこと、温度による変化や、耐久年数も専用の設備を使って計測しているんです!
バイクメーカーが作ったチェーンオイルなんて、オイル研究の集大成と言えるのではないでしょうか?
実際に使ってみると、糸をひくくらい粘度が高いのに、自然とコマの中に染み込んでいきます。
動かしている時は、
チェーンがなめらかに動いていることがよくわかりますよ!
もうね、マシンが喜んでいるようです。
フィーリングがマジ最高!
バイクへの注油まとめ
と、言うわけで、YAMAHAのチェーンオイルを使ってみて感動したので記事にしてみました。
油差しは錆止めも兼ねる大切なメンテナスの一つです。
それこそ1ヶ月に1回はやらなければならないメンテナスと言えます。
ディーラーに任せっきりでは、愛がありません。
本当に簡単なメンテナスですので、この記事を機会に自分でしてみるのはいかがでしょうか?